SH Diary.

旅行記、ときどき野球。

人生で一番南にいたときのこと。―「遠くへ行きたい」 #地元発見伝

「遠くへ行きたい」 #地元発見伝

久しぶりに地元発見伝に参加してみよう。

「今までに行ったことのある一番遠い場所はどこですか?」ということだったのでその通りに書いてみようと思う。で、今までに行ったことのある一番遠い場所は、間違いなくここになる。

https://www.google.com/maps/preview?q=26.079012%2C127.669129
糸満市, 沖縄県

ここは沖縄県糸満市の喜屋武岬(きゃんみさき)。沖縄本島のほぼ最南端にある岬である。

ちなみにほんとの沖縄本島最南端はこの写真の先っぽ。荒崎というらしい。

行ったときはたいへんに天気が悪く、沖縄特有の青い空なんて夢のまた夢。

ドン曇りの上空をポケモンジェットが飛んでいったのはよく覚えている。
 

ところで、なぜ喜屋武岬に行ったのか。

高3の夏、高校生が取り組むまちづくりプロジェクトに参加した。ちょうど同じころに那覇で同じような試みをしていて、相互交流という形でお互いの活動報告会に参加しあうことになった。

で、忘れもしない、高校の卒業式の翌日に沖縄へ飛んだ。その日沖縄で森進一か誰かのコンサートがあったらしく、機内がやたらおばさまだらけだったことをよく覚えている。

はじめの2日間は活動報告会に費やした。そこでプロジェクトに参加していた現地の高校生と仲良くなり、翌日からの観光の案内をお願いすることにした。玉泉洞など、主に本島南部を案内してもらった中で連れて行ってもらったのが、この喜屋武岬だった、というわけだ。

この頃、ぼくはこのプロジェクトの他に、高校の文化祭*1実行委員長・家族向けウォークラリーイベントの企画スタッフ・フリーペーパー編集スタッフ、もかけもちしていてたいへんな忙しさだった。精神的にも日々ギリギリだったのだが、同じタイミングでそれがひと段落した矢先の沖縄行き。もう、すごく楽しかった。

最終日、暖かな陽気の首里城公園から見える海を眺めながら、やっべー帰りたくねー!と思った。


どうでもいいが「ハイお客さん!顔覚えましたよ!」という客引きは国際通り特有のものなんだろうか。

3泊4日の旅程を終えて関西に戻ると、今度は岐阜への引っ越し準備に追われて、結果的に高校の卒業旅行代わりになったこの沖縄での4日間は「つかの間のひととき」だった。あれから早5年半、みんな元気にしているのかな。たまにFacebookでやり取りはしてるけど、やっぱりいつか会いに行かなきゃいけないな、と思っている。

そのときは必ず、あのときと同じように、ガブガブとさんぴん茶を飲んでやろう。

しかし、次行くときは4日中3日雨が降る*2なんてことは絶対に避けねば。
 
地元の魅力を発見しよう!特別企画「地元発見伝
http://partner.hatena.ne.jp/jimoto/

*1:通っていた高校は卒業発表を兼ねて文化祭が2月末~3月に設定されていた

*2:しかも晴れたのは14時の飛行機で飛び立つ最終日だけだった。我ながらひどい雨男っぷりである