SH Diary.

かつて不登校だったひとが野球や遠出、日常とたまにちょっとまじめなことを書いてます。

どうしても空っぽの投票箱を確認したくて選挙に一番乗りしてきた。

1度、やってみたいことがあった。

公職選挙法では、どこの投票所でもまず最初に投票する人の前で投票箱が空っぽであることを示さなくてはならない、とされている。これを「零票確認」というのだが、基本的にこれができるのは「投票所に一番乗りした人」だけ*1であることが多い。そのことは前からなんとなく知っていた。

で、今回の衆議院議員総選挙である。いつも期日前投票に行くのだが、バタバタしていて今回は当日投票で済ませることにした。ところが当日も朝から予定が入った。投票時間内には予定は終わるが、帰り道に投票所寄るのはなんか面倒だし、それなら朝電車に乗る前に投票するか・・・とハッと思いついた。

あの投票箱が空っぽなのを確認する作業、体験するなら今回しかない!!
 

・・・という訳で、今朝。

前夜忘年会で終電の一つ前の電車で帰宅したのに、わざわざ6時に目覚ましセットして、夜が明けるころに家を出た。すると、すでに違う投票所で零票確認しようとしてる人がTwitterで並んでますよ報告をしている。まだ6時半、これひょっとして出遅れてる?

午前の予定は別に8時くらいに投票に行っても余裕で間に合う。つまり、この零票確認をやりたいがために早起きしているので失敗したら割と笑えない。大荷物が邪魔だが、一か八か猛ダッシュで投票所へ向かった。

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投票所前には誰もいなかった。見事一番乗りか?いや待て、ぼくの後ろから次々とおっちゃんが投票所へ入っていく。まさか投票所内で待たないとだめなの?

と、迷いながらも外で待っていると、市の職員さんらしき人が出てきて、「7時にあけますのでしばらくお待ちくださいね、順番抜かされないように」と言われた。続々と入っていくおっちゃんはスタッフらしく、どうやら正真正銘一番乗りに成功したようだ。これで零票確認ができそうだ。

・・・でも待てよ、いま職員さん、「順番抜かされないように」って言ったよな?

その瞬間、あーこれ職員さんに零票確認目当てなのがバレたな、と確信した。

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徐々に夜が明けていく。しかし、雨が降ってなくてよかった。

投票所が開く2分前、携帯電話で時報を聞きながらさっきの職員さんが出てきて、ご丁寧にぼくの投票通知ハガキだけを隅から隅までチェックして投票所に戻っていった。ああやっぱりちゃんと時報聞いて情報管理してるんだなあ、と無駄に感心した。
 

そして7時、投票所オープン。

結局わらわらと人が集まりだしたのは投票開始の10分前くらいだった。そんな慌てる必要はなかったか。

さすが最初とあって、職員さんに手取り足取り教えてもらいながらぎこちない様子でスタッフさんが受付してくれる。そして投票用紙を受け取り、候補者名を記入。寒さで手がかじかんでいつもよりやたら汚い字になったが、まあそれはどうでもいい。鉛筆を置いて投票箱に向かうと、いよいよ。

「最初に投票される方には投票箱の中身が空であることを確認してもらうことになっていますので、ご協力お願いします」
「あ、はい、わかりました」

と、投票箱が横から開いた。ほかにスタッフらしきおっちゃん3人が一緒に覗き込む。返事がやたら面倒くさそうな感じになってしまったが、これは単にぼくの朝のテンションが低いだけであって、内心はこれが噂で聞いた零票確認!とすごくワクワクしていた。

うっかり「中こんなんなんですねぇ」とか言っちゃうことのないよう、平静を保ちながら自分含め4人で空箱であることを確認する。その後、職員さんが箱を閉じて投票用紙を入れる口を空けて、ではこちらに投票用紙をお入れください、ということで一票を投じ、これで投票完了。

この作業を、比例代表の投票箱と最高裁裁判官国民審査の投票箱の分を合わせ計3度行った。いずれもおっちゃん3人が一緒。おっちゃん3人は全ての投票箱のチェックが終わると、選挙立会人の名札が示された席に座った。

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一方ぼくのほうは国民審査の投票が済むと任務完了。ありがとうございました、と礼を言われたので投票済証の発行だけお願いして、さっさと外に出た。ちなみに、投票所によっては零票確認やりましたっていうサインを書かされたり、証明がもらえたりもするらしい。

しかし何よりも驚いたのが、同じように零票確認を行った人がFacebookで空っぽの投票箱の写真をアップしていたことだった。ぼくも言えば撮らせてもらえたのだろうか。でも撮影禁止ですって朝から怒られるの嫌なので聞かなくて良かったかもしれない。
 

正直、一度できたので満足しているところはある。

ところでぼくの次に投票した男の人、ぼくが零票確認している後ろでそんな慌てんでも、っていうくらいバタバタと投票用紙を記入していたのだが、あの人ひょっとして零票確認目当てだったのだろうか、と投票を終えて電車に乗ったところでふと思った。そんな日曜の早朝から急ぐ用事があったとは考えにくいし。

早朝並んで投票箱の中を見て投票して、という作業は思った以上に充実感があった。だけど、朝6時半過ぎから約30分、いくらヒートテック着てたとはいえこの寒波はさすがに震えが止まらなかった。また朝に用事がある日なら零票確認目当てで行くかもしれないけど、しばらくはもういいかな。おもしろかったけど。

あの男の人が零票確認したくてあんなバタバタして投票してたなら、ぜひ次は彼に零票確認を譲ろう、と思った。

ちなみに今日は予定を終えた後ランチに行ったのだが、食べ終わってから「選挙の日ってうちじゃ何故か投票行って外食するんだ」を思い出し、ちょっと後悔した。好きな人が優しかった、ピース!(涙目)*2

*1:複数人で確認する投票所もあります

*2:別にモー娘。に詳しいわけではないので悪しからず。ただこの曲を学芸会に使ったことがあるので思い入れがあるだけです

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