SH Diary.

旅行記、ときどき野球。

喫茶マウンテンで冬春限定のあのメニューと戦ってきた

一昨日・昨日と名古屋に行ってきたのだが、昨日の昼はひっさしぶりに「喫茶マウンテン」に行ってきた。


珍しく空いていた。平日の昼過ぎと言う時間帯のせいかもしれないけど。

これまで、ぼくは過去2度喫茶マウンテンにアタックしている。

最初は2011年9月、甘口キウイスパに挑み、何度も何度も遭難*1寸前に陥り、約1時間半を要して命からがら登頂*2に成功。店を出て、一緒に登頂した友人と近くのマクドナルドに駆け込み食べたフライドポテトの味がどうにも忘れられない。

2度目はキウイスパのちょうど1年後。今度は甘口メロンスパを注文し、これはあっさりと登頂に成功した。

そして2年半ぶりの「登山」となった今回。満を持してぼくはあのメニューを注文することにした。

それがこの甘口イチゴスパ。実はこれ、イチゴのシーズンである冬・春限定商品であり、甘口スパ系のメニューで唯一年がら年中注文することができないので、これまで2度とも9月の登山だったぼくは初めてその姿を見ることになった。さらに、小耳に挟んだところによれば、「イチゴスパはマジでツラい」そうな。

ぼくはイチゴが好物である。そこまで言うのならば、どこまでツラいか検証してみよう、と言う気持ちもある。


同行の後輩は甘口小倉抹茶スパを注文していた。

という訳で、早速一口・・・お、おおう。あー、なるほど。

まず、麺の味は明らかにイチゴではない。サッパリした酸味など微塵も感じられず、どちらかといえばかき氷にかけるあのイチゴシロップのような人工的な甘ったるさ。その甘ったるさが故、途中でイチゴやキウイを挟むともう酸っぱくて酸っぱくて仕方がない。これはフルーツの酸味が苦手な人にとっては苦行間違いなし。

これは「ただ甘いだけ」のメロンスパよりかは確かにツラい。が、個人的な感覚を言えば、フルーツを食べない限り甘酸っぱくはないので、とにかく「温かくて甘酸っぱい」のが地獄だったキウイスパに比べたら、何十倍もイージーモードである。

・・・と、強がってみたものの、後半はガクンとペースが落ちた。それでもこの手のものはスピードが大切ということをキウイスパで学んでいる。耐え切れずに一度食べる手を止めてしまったが、意地でも口と手を動かし続け、15分後。

甘口小倉抹茶スパにアタックした後輩は、なんと10分もかからず登頂していた。とはいえ、口の中が甘ったるくてしょうがなかったので、店を出てからコンビニでブラックコーヒーとさつま揚げを買った。この異色の組み合わせが恐ろしく美味かったのは言うまでもない。

ツラかったかツラくなかったか、と聞かれれば、「ツラかった」のは間違いない。特に後半、スパゲッティの温かさに思いっきり火が通ってしまったイチゴ(しかも何故かヘタ付き)を食べたときは悶絶しそうになった。これは間違いなく最初にフルーツを片付けるべきだった、と手順を誤ったのを激しく後悔した。

が、それ以外はまあそこまで苦行ではなかった気がする。やっぱりあのキウイスパに1時間半かかった教訓がどっかで生かされているのかもしれない。また食べたいか?と聞かれたら、別に食べたくはないけど。

で、お会計したら、店員さんに「ポイントカードはお持ちですか?」と聞かれた。はぇ?

いつの間にこんなものができてたんや・・・。

しかも一番ハードらしいイチゴスパを制覇しちゃったので、あとは通年メニューの「抹茶小倉スパ」「バナナスパ」「メロンスパorキウイスパ」をひとりで食べればドリンクが無料になるらしい。ちなみにメロンスパはかなり楽に制覇しているので、要注意メニューは抹茶小倉スパとバナナスパ、か。

それにしても、この話をすると人によって「あれはキツい」と恐れおののく甘口スパが違うのがおもしろい。今回も「バナナスパはマジでやばいですよ」と脅しをかけられてしまったので、次に行くときはきっとバナナスパにアタックするんだろうと思う。

でも、そろそろ普通に美味しいメニューを食べたい気持ちもある。イチゴスパと格闘している最中、すぐ横でサラリーマン風のお兄さんが食べてた500円のオムライスは、正直この上なく美味そうだった・・・。

*1:マウンテン用語でゲテモノメニューを食べきれずギブアップすること

*2:マウンテン用語でゲテモノメニューを完食すること