SH Diary.

旅行記、ときどき野球。

2015夏・「福岡でやりたい9つのこと」をかなえる3日間

8月26日から28日にかけて福岡に行ってきた。

ほんとは25日発27日帰着という日程を組んでいたのだが、台風15号のせいで1日旅程をずらす羽目に。僕はいつものように18きっぷ移動だったのだが、同じように25日に陸路(新幹線)で福岡に向かった人が広島で足止めを食らってたり、かと思ったら飛行機で乗り込んだ人はちゃんと福岡に着いたり、と明暗がわかれた。

26日の夕方には確実に博多駅に着いておく必要があったので(後述)、初日は小倉駅まで18きっぷで移動してそこから博多までは新幹線ワープ。心配された台風の影響もまったくなく、おかげで思ったより早く福岡市内に入ることができた。

さて、ここ数年毎年1度は必ず足を運ぶ福岡。昨年は北九州市民球場へロッテ戦を観に行ったので、じっくり福岡市内に滞在できるのは実は2年ぶり。となれば、実は福岡でやりたかったり行きたいスポットが結構ある。

という訳で今回の福岡は、とにかく「行きたい」「やりたい」を叶えるべく、割と勝手に動きまわった。
 

1.ヤフオクドームでロッテの勝利が観たい!

「26日の夕方に確実に博多駅に着いておく必要があった」のは、これが理由。

ま、これは後日観戦記でまとめますが、まあ、完敗だったよね。
 

2.「ドォーモ」が観たい!

九州の方にはお馴染み、福岡・九州朝日放送のローカル番組「ドォーモ」。毎週月曜から金曜*1の深夜放送、という、日本でも珍しい「ローカル深夜帯番組」である。僕は前々からこの番組が観たかったのだが、だいたい福岡のナイトライフと言えば疲れて眠るか誰かと飲んでいるかの二択。

なのでなかなか観る機会がなかったのだが、26日の夜ホテルでついに観ることができた。


ちなみにいちばん右の人、翌朝の「アサデス」という番組で石原良純の横に座っててびっくりした

ああ、これたぶん、僕が福岡(九州)に住んでたら毎晩観てるわ。こういう肩肘張らないローカル番組は実に楽しい。画面に出てくるタレントさん全員はじめて顔を見る名前も知らない人、というのがまた知らない土地のローカル番組って感じがしてたまらなく面白かった。

ちなみにそのあと始まったドォーモのスタジオを使った番組に、唯一名前だけ知ってたコンバット満という福岡のローカルタレントが出てきて、「あっ、この人がコンバット満なのか!」と少し感動しながら、寝た。
 

3.静かな場所で博多湾を眺めたい!

ここは姪浜の少し先にある生の松原という海岸。向こうに見える能古島がまた良い。

一応最寄り駅は地下鉄の西限である姪浜からJR筑肥線を一駅乗った下山門という駅らしいのだが、地下鉄の一日乗車券で動いていて別に1区間だけJRの運賃を払うのが面倒だったので、姪浜駅からとぼとぼ歩いた。30分かかった。

本当はこの先の糸島まで行きたかったのだが、「ドォーモ」を観た後寝落ちして気が付いたら10時だった。大慌てで支度して中洲川端のホテルを出たのが11時。結局糸島は諦め、糸島から福岡市内に戻る過程で良さげなところを地図で探し出した結果が、ここだった。

その前に立ち寄った福岡タワーはやっぱりちょっと観光客でがやがやしていたので、あそこまで行ってよかった。

姪浜駅からの道中にエガちゃんがいたこと、あと沿道にウエストがあったのも個人的にポイント高し。
 

4.地下鉄七隈線の一番後ろの座席に乗りたい!

福岡に3つある地下鉄のうちやたらと近未来感を醸し出している七隈線。ここの運転台付きの座席は一番後ろなら勝手に座って良いらしい。

で、去年の夏に乗ったときは天神南駅で降りてから気が付いたので、あの座席に座ってみたい!とずーっと前から思っていた。そして今回、地下鉄の一日乗車券を持っていたので、あの座席に座るためだけに天神南駅から七隈線に乗った。

いやあ、この座席、いいわ。惜しむらくは、電車がすれ違う瞬間の写真が撮れなかったこと。

ちなみに、例の座席があまりに空かなくて、結局七隈線の終点・橋本駅まで30分弱乗り続けることとなった。なんで夜22時にこんな駅にいるのか、そしてなんで地下鉄を端から端まで往復しているのか一瞬よくわからなくなってしまった。
 

5.屋台に行きたい!

実は何度も福岡に行っている割に1度も屋台に行ったことがなかったのだが、ついに「屋台デビュー」した。行ったのは天神の大丸の前にある「喜柳」という屋台。

ラーメンはもちろん、この餃子が驚くくらい美味かった。餃子って言うか、もはや餅の中に入った肉を食べてるような感覚。

で、この屋台、僕の大好きな漫画「クッキングパパ」のコラボメニューとして「からしめんこん」が置いてあったのだが、家に帰ってその「からしめんこん」の回で荒岩と大学の同期・白川さんが飲んでいた屋台がここだということに気が付いた*2。まじかよ!!

しかもこのエピソード、からしれんこんをかじる白川さんの絵が妙に印象に残っていただけに、本当に盲点だった。

次こそ「からしめんこん」を注文しよう。こうしてまた福岡に宿題ができた。
 

6.「天ぷらのひらお」に行きたい!

今のところ福岡来ると必ず一度は立ち寄る「天ぷらのひらお」。いつもは天神店を愛用するのだが、今回は地下鉄の一日乗車券の助けも借りて違う店舗で食事することにした。

で、向かったのが、福岡空港。(空港に来たのに飛行機の写真1枚も撮ってない)

ここが、「天ぷらのひらお」本店。福岡空港駅から滑走路沿いを15分歩くというそこそこ辺鄙なところにあるのだが、店入ったら16時過ぎだというのに一体こんなにどこから来たんだと疑問に思うくらいの大盛況。

いつもの「あじわい定食」ごちそうさまでした。ちなみに行ったその日にここがケンミンショーに出たとかなんとか。一応録画はしたけどまだ観てない・・・。
 

7.「うどん」+「かしわおにぎり」のセットを食べたい!

福岡と言えばうどんの街。丸天、ごぼ天と言った福岡うどんならではの具材とともに、かしわめしのおにぎりをセットにするのが福岡流のうどん定食だということは聞いていた。が、何度か福岡でうどんを食べているにもかかわらずかしわおにぎりをよく頼み忘れた。

これも今回無事クリア。

エストは柚子胡椒も言えば出てくるのが実に嬉しい。今回の福岡の旅で柚子胡椒にハマってしまった。

ちなみに今回、北九州では「資さんうどん」にも行くことができた。この「資」のかまぼこを初めて目の当たりにして思わず感動したが、ここはどうもおはぎが有名だったらしく、「資さんといえばおはぎ!」という指摘が複数来た。小倉駅から近い所にあるので、これも次回への宿題。
 

8.福岡で魚が食べたい!


思いっきり手前の筑前煮にピントが合ってますが奥がごまかんぱち。

ヤフオクドームの中にある「鷹正」という居酒屋で、ごまかんぱちを注文してもらった。かんぱちの刺身を甘目のごまじょうゆ(さすが九州!)でいただくもの。いやあ、非常に美味かった。かんぱちの味自体がめちゃくちゃ濃く感じられた。

そういえば「ひらお」では天神の店では食べた記憶のない「メヒカリ」の天ぷらが出てきた。これもすごく美味かった。やっぱり福岡は魚が美味いなあ。
 

9.(下関だけど)「ふく」を食べたい!

番外編。山口県・下関を通るにあたって、どうしてもフグ(下関で言う「ふく」)を食べたかった。ちょっと前スマステを観てたら唐戸市場のふく丼がすごく美味そうだったのが忘れられなかったから。

で、今回唐戸に寄ってふく食べるぞ!と思っていたのだが、旅程を1日ずらしたことによって時間が取れなくなってしまった。そこで、

せめて、と思い下関駅うどん屋さんで「ふく天うどん」をいただいた。これで470円でこの大きさのふくは嬉しい。でも次は生のふくを食べたいなあ。
 

意外と達成できました

ロッテが負けたとか、一部行きたい店に行けなかったとかもあるし、そもそも「やりたいこと」をやった上で積み残してできなかったこともある。でも、そういうことを残しておかないと永遠に福岡に足を向けない気がするし、これはこれでいいんだと思う。

やっぱり福岡の街と言うのは奥深い。これを書いている間も、今すぐに新幹線に乗って行きたい衝動に駆られている。

*1:ごめんなさい、月曜から木曜まででした

*2:ちなみに白川さんはこのときがクッキングパパ初登場である