「また明日!」が4日もずれてしまった点についてはお詫びいたします。(挨拶)
さて、はるばる参戦したヤフオクドームの試合の翌週、東京ドームで日本ハムと戦ったロッテ。しかしここで、調子を上げていた角中がバントを試みた際、なんと指を骨折してしまった。その前には安心して8回を任せられる大谷智久が肉離れで離脱してしまっている。
ここがシーズン3位以上に向けての正念場であることはまちがいない。
角中が骨折した日の夜、シャワーを浴びながら考えていた。福岡でバンデンハークにコテンパンにやられた試合で今年を締めていいのだろうか。幸い週末の予定は空いている。18きっぷも2回分余っている。そしてその日のロッテの試合は、千葉で西武戦。これは、なりふり構っていられないのではないか。
大急ぎでシャワーを出て着替えてコンビニに走った。これが、先週木曜の23時半。覚悟は決めた、今年最後の試合だと。
という訳で京都から18きっぷで10時間、やってきました海浜幕張駅。
ばったり知人に遭遇しつつ、実は2年ぶりになるQVCマリンフィールドのスタンド。やっぱり年に1度はこの風景眺めないとなあ。
角中の代役で一軍に来た僕のイチオシ選手・加藤翔平が久々のスタメン!これだけでもう来てよかった。ほんと。
いつもは遠巻きに眺める花束贈呈もこの近さである。
さてその肝心の試合は、いきなり西武の2番・脇谷の打球が我が先発・古谷を直撃して内野安打になってしまう。今思えばこれをアウトにできなかったことが、なんかこの日の試合のすべてを物語っていた気がする。
トレーナーもコーチもわらわらと出てきて一瞬心配するが、大丈夫だった模様。しかしこのあと浅村とおかわり君に連打を浴びてあっさり先制を許す。
一方で西武の先発は菊池雄星。こちらも2回に井口さんが高々と打ち上げたフライがポトリと落ちて二塁打になるなどそれなりに運はあった。が、そこから得点に結びつかない。逆に古谷がどうもピリッとせず、3回に2点を取られ苦しい展開に。
4回は炭谷銀仁朗の打撃妨害(初めて観たわあんなん)と森友哉の盗塁失敗に助けられたが、ついに5回、脇谷にヒットを打たれたところで古谷を諦める。
で、出てきたのが中日からテスト入団した矢地。浅村とおかわり君をスイスイ打ち取ったのだが、続くメヒア。
まあ見事な打球音がQVCマリンフィールドに響き渡った。打球はそのままレフトスタンドへズドン。
5回裏終了後の花火前にどでかい花火一発。
この後、藤岡が3イニング無失点、香月良仁もなんとか1イニング無失点、と投手はそれなりに頑張った。しかし菊池雄星をなかなか打ち崩せない打撃陣。7回のランナー1,2塁のチャンスは鈴木大地に代打サブローという執念の采配を見せるも、肝心のサブローが三振。「働け!」の野次に複雑な思いを抱く。
そして8回、先頭の代打・吉田が見事に四球を選び、続く加藤翔平がレフト前ヒットで続く。ここだ、ここで点取れなきゃキツいぞ。続く荻野貴司が空振り三振するも、中村奨吾のところで待ってました代打・福浦先生。
すると福浦、実に彼らしい熟練の流し打ちでレフト前にもっていった。落ちれば1点は確実。おっしゃあああああそれを待ってたんy・・・
・・・打球は、何故かそこにいたショート・渡辺直人のグラブに収まった。確信をもって三塁を回りかけていたセカンドランナー・吉田は当然のように戻れず。あっさりと攻撃終了。
思わず倒れこみそうになってしまった。
こうして僕は初めて千葉の試合で負けた。しかも不名誉なことに3試合連続の完封負け。ロッテが点を取る瞬間はもう、35イニングも見ていない。一緒に観戦した応援仲間に「それ絶対お祓いとかいったほうがいいよ」と本気で心配される始末だった。
まあ、ビッグフラッグも出たし、グラウンドにも入れたから、良いか・・・。
結局、3位・4位の攻防戦はロッテの3連敗に終わり、西武がまた頭一つ出る結果になってしまった。しかもこの期に及んで打線も湿り気味。厳しい時期なのに変わりはないが、ここまで来たらもう、いる選手を信じるしかない。幸いこの日骨折した今江も復帰した。
一戦一戦勝つことがゴールデンイヤーに繋がる。僕は最後の最後まで信じている。