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SH Diary.

かつて不登校だったひとが野球や遠出、日常とたまにちょっとまじめなことを書いてます。

カード式の回数券を電車で失くしたのに、奇跡が起きた

この間、眠い目をこすりながら電車を降り、いつものように改札を通るのにポケットから切符を取り出そうとしたら、あるはずのものがなかった。

んっ。

いつもと違うポケットに入れたっけ?と、ズボンやジャケットのポケットを洗いざらい探してもない。ひょっとしてiPad取り出した時にカバンの奥底にぶち込んだっけ?と思って探っても、ない。完全にパニックになり、その日ずっと手を付けてないカバンのポケットや定期入れ、財布をひっくり返しても、ない。

あー、やったな、俺やったな。切符なくしたな。

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ここでいう「切符」というのは券売機で購入した小さいものじゃなくて、上の写真のようなカードの切符(写真は現物ではありません)。しかも2往復分は残っている回数券タイプのものなので、もし見つからなかったら地味~に痛い。もうこの時点で眠気はすっかり覚めた。

実は、昨年の春ごろにも同じモノを見事に失くしたことがある。そのときは駅から家までの道のりのどこかで失くした。寄り道したコンビニで落としたか?と思って電話しても、それらしきものはありませんの一点張りで、とうとう出てくることは無かった。しかもそのときも2往復分ほど残った状況で失くしていた。

2年続けて似たような残額のカード失くすとか最高にアホだな俺・・・と凹んだそのとき、あることに気が付いた。
 

「そういえば、iPodを取り出したとき・・・」

確かにその約30分前、僕はその切符で乗った駅の改札に入った。で、いま降りた駅でその切符がないということは、冷静に考えると失くしたのは確実に「どこかの駅のホーム」か「電車の中」、どっちかということになる。

さらに、最初に乗った駅から降りた駅までは一度乗り換えているのだが、その乗り換えた駅はホームを横切っただけだし、しかも乗り換えた電車では携帯も何も取り出さずにただ吊り革にぶら下がってボケーっとしてただけなので、この2か所で失くしたとは考えづらい。

ということは、最初に乗った駅か1本目に乗った電車のどっちかで失くした可能性が高いのだが、実はその両方のシチュエーションで、心当たりのある行動が2つあった。

1つは最初に乗った駅で改札に入った直後、そのとき手に持っていたゴミをくず箱に捨てたとき、うっかり一緒に切符も放り込んだ可能性。そしてもう1つが最初に乗った電車に着席し、ジャケットからiPodを取り出した瞬間、iPodと一緒に切符も外にこぼれ落ちたことに気付かなかったという可能性。

僕は大体改札に切符を通すとどんなに無意識でも何かしらのポケットに切符を突っ込むので、前者の可能性はかなり低い。となれば現実的なのは後者だが、そういえばひと月半ほど前にまったく同じことをやらかしたことがある。そのときは降りる5秒前に気が付き、慌てて座席に戻ったら切符が落ちていたのだった。

と言う訳で、ありえそうなのは後者だと仮定して、ついでにダメ元で駅員さんに在処を聞いてみることにした。だいたい、いま手元に乗ってきた切符がない以上、どうあがいても改札を通るには駅員に一声かけねばならない。

それに、幸いにして最初に乗った電車は普段からよく乗る電車だったのでハッキリ発車時刻も覚えているし、乗った車両の座った位置まで鮮明に覚えている。逆算すれば改札を通った時刻もだいたいわかるので、ある程度は絞り込んでもらえるだろう、という計算もあった。

とはいえ、たぶん改めて運賃を請求される手続きなんだろうなー、と本音では思いつつ事情を説明すると、なんとすぐに遺失物として手配する流れになった。正直もう出てくるのは諦めていたのでとりあえず改札を出たかっただけなのに、気が付けば時刻表まで念入りに調べ出す駅員さん。

この時間ですとその電車は今このへんを走ってますね・・・と頭を悩ませてしまっているのが非常に申し訳ない。どうやら、バツの悪いことにその電車は終点まで何分も停まる駅がない(=連絡を受けた駅員が車内を探す余裕がない)らしく、探すなら終点の駅しかないですね、とのこと。

自分が最初に乗った電車を降りた時点で立ってる客も結構いたので、いくらピンポイントでしか使えない回数券とはいえネコババされてる可能性は十分にある。さらにあんな小さくて軽いもの、なんかの拍子に車外に出てしまったら最後だ。

とりあえず連絡先を駅員さんに預け、万が一見つかったときに引き渡す駅だけこちらから指定して、その場はいったん離れることにした。
 

その後、奇跡が起きた

1日失意を引きずりながら帰宅し、すっかり食欲も失せいつもより量の少なめの夕食を取っていると、不在着信が入っていた。見覚えのない番号、ああこれ駅からの電話だな・・・と確信し、慌ててコールバックする。

いやあ、驚いた。

「お客様が失くされました切符、(終点)の駅で捜索しましたところ、それらしきものが見つかりました」

・・・え、いまなんておっしゃいました?

「ですので、切符は(指定した駅)にお送りして受け渡しになりますが、よろしいでしょうか?」
「え、あ、はい、よろしくお願いします!ほんとうにありがとうございます!!」

・・・そして今日、指定した駅を通る用事があったので立ち寄り、現品を確認した。カードの裏の印字で間違いなくあの日失くしたものと確定。受け取り手続きをして無事手元に戻ってきた。

ちなみに事前に電話で来訪時間を知らせてたせいか、駅員さん同士の『回数券の落とし物・・・』『ああ、例のやつ?』というやり取りの末出てきたのだった。
 

いや、これはマジで奇跡だと思った

だいたい、最初に乗った電車を降りた駅からその終点の駅までは結構離れている上に、途中に停まる駅の中にはいくつか乗り換え駅や特に客が多い大きな駅がある。それなのに切符は誰にもネコババされず、電車と一緒にうっかり終点まで約1時間の長旅を楽しんでしまったことになる。

落ちた場所がものすごく人目につかないところだったのか、それとも目立つ場所だったけどあえて触れてはいけないと途中の客が全員スルーしたのか、真相は分からない。しかし、なんの因果か、落としてから終点まで誰にも拾われなかったことだけは事実である。

探してくださった駅員さんはもちろん、見て見ぬ振りだった客のみなさんにも感謝しかない、というのが偽らざる気持ちである。本当にお手数をおかけしました。

それよりも僕が回数券失くさないような手立てを考えろ、という話である。

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