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SH Diary.

かつて不登校だったひとが野球や遠出、日常とたまにちょっとまじめなことを書いてます。

「もしかして、水曜どうでしょう?」―2016春・ミニ香川うどん紀行

trip

昨日のエントリの続き。とはいえ、そんなに連続性はないんですが。
 

3日目

博多駅の始発電車に乗り、早朝のうちにさよなら九州。次はいつ来れるのかな。

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30分待ちとか40分待ちが2度ほどあった行きとは違い、帰りの乗り継ぎは岡山まで約9時間ほとんど乗りっぱなし。もちろん乗り換えはあるが、ほぼ10分以内で次の電車が慌ただしく出るという、きちんと座りたいなら乗り換え待ちの買い物もトイレも許されないという超ハードモード。

昨夜0時半に投宿した博多バスターミナルのネットカフェはリクライニングチェアの席しか空いておらず、しかも4時間後には退出したのでほぼ仮眠しか取れていない。なので、乗る電車乗る電車ひたすら爆睡しながら進んでいく。おかげでずいぶんと首を痛めながら、ようやく岡山駅

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疲れからか、向かい側にやってきた電車が暗殺教室の殺せんせーに一瞬見える。

このまま次の電車に乗り換えれば夕方には関西に着く。それでゆっくり休むのも一手だが、ほんとに電車に乗ってるだけの1日で終わるのもあれだなあ、と思い、

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なんと。

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7時間前に本州に戻ってきたばかりと言うのに、再びの本州脱出を企てた。

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高松駅に着いたのは15時過ぎ。香川に来た、ということは無論「うどん」な訳だが、この時間ではもういわゆる「製麺所」形式の店は営業を終えていて、なかなかやってる店がない。そこで今回は高松市内から少し離れた、前から気になってる店に行くことにした・・・ら、次の電車は40分待ちとな。

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時間がもったいないので、とりあえず高松駅の立ち食いうどん屋「連絡船うどん」に入ることにした。ここに来るのは6,7年ぶりぐらい。それにしても駅の立ち食いうどんでもこんなレベルが高いうどんが出てくるのが嬉しい。

ちなみに、なぜわかめと油揚げが一緒にのってるかというと、わかめうどんを注文したらなぜかきつねうどんが出てきたから。いや、僕、わかめ・・・と言い出すと店員さんがハッと気が付き、スイマセンこれサービスです、ときつねの上にドカンとわかめを盛って出してくださったので、ありがたく頂いたのだった。

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博多を出発して約半日、ようやくたどり着いたのは古高松南という駅。ここから30分ほど歩いた先に目的の店がある。

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けっこう細々した道を行くのでiPadのGooglemapとにらめっこしながら歩いていると、これでもか!というくらい電柱に店への案内が張り出されていた。これ、左奥に見えるオレンジ色の電柱広告すべてが今から行く店の広告だったりする。

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と言う訳でたどり着いたのが「うどん本陣 山田家」。ここでピンと来たあなたは恐らく僕と同類の人間である。

ここは、「水曜どうでしょう」の人気企画「四国八十八か所」シリーズで、近くの85番札所・八栗寺を参拝する際に必ず立ち寄っているうどん屋である。もともと名店として有名なこともあって、この日も平日夕方なのに関西方面からのクルマが3台停まっていた。

入店して適当な席に腰を下ろし、ここの名物の「ざるぶっかけ」を注文する。すると、さっき店に入るときに外の庭園でトンカチ叩いて何かの補修作業をしてた店員のおじさんがいきなり声をかけてきた。

「お客さん、失礼ですけど今ざるぶっかけ頼まれました?」
「あ、はい」
「もしかして、水曜どうでしょう
「ええ、まあ、一応好きな番組ですが」

・・・あまりにも唐突な展開に、とっさに僕は別についたってどうしようもない嘘をついてしまった。本当は大好きな番組である、っていうか山田家の存在は水曜どうでしょうで知ったと言っても過言ではない。

「やっぱりそうでしたかー、男性おひとりでざるぶっかけ頼む方、大体どうでしょうファンなんですよ」
「あっ、そうなんですか!」
「よろしければ空いてますし、大泉さんが座られた席ご案内しましょうか?」
「えっ、せっかくなので是非」

店員のおじさんは嬉々として僕の席が変わることを他の店員に連絡し、よろしければ荷物お持ちしますよー、と無駄にでかい僕のバックパックをひょいっと持ち上げて案内してくれた。

で、座敷の奥に案内してもらうと、ほんとだ確かにこの格子窓は見覚えがある。お客さんによく言われるんで私そのシーン写真に保存してるんですよー、とiPhoneで大泉さんが格子窓をバックにうどんをすする画像も見せてくれた。確かに見れば見るほど、ここだ。

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やがて「ざるぶっかけ」が出てきた。ポカポカ陽気の中30分カーディガンも着て歩いて結構汗ばんでたので、この適度な冷たさのうどんがたまらない。薬味とうどんだけというシンプルなものだけどとても美味しかった。「どうでしょう班」が通い詰める店、というのも頷ける。

帰りの時間まで結構余裕があったので、お茶を頂き、窓から見える日本庭園にすっかり癒された。この旅の間で一番ゆったりした時間だった気がする。

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本当は宇多津にある「おか泉」のひや天おろしも久々に食べたかったのだが、いよいよ帰れなくなるので日没とともに四国から再び本州へ。途中東岡山のあたりで踏切の遮断棒が折れたとやらで少し電車が遅れたが、なんだかんだで戻ってきたのは始発電車で博多駅を発ってから約20時間後。長い長い1日だった。

福岡から関西への移動途中に四国でうどんを食べることもできる。こんな破天荒な計画も遂行できるのが18きっぷの旅の醍醐味のひとつだと思う。早くも夏の18きっぷシーズンどこに行こうか考え始めている自分がそこにいた。でも、年々ツラくなってるのは事実だけどね・・・。

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