SH Diary.

かつて不登校だったひとが野球や遠出、日常とたまにちょっとまじめなことを書いてます。

京都、朝帰りの愉しみ

京都に生まれ育った人間だが、こういう京都の楽しみ方もあったんだなあと思った先週。

三条あたりで朝までわいわいして抜け出したのが朝の5時半。この時期の朝5時半ともなればすっかり明るく、しかもじりじりとのぼる太陽がやけに熱い。ふと見上げれば梅雨時期には珍しい快晴の朝空が広がっている。

京阪三条駅への道すがら、どうせ今日は何もないしなんかこのまま帰宅するのは勿体ないと感じた僕。

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思い切って三条大橋の下から鴨川の川辺を歩くことにした。さんさんと降り注ぐ朝日が、徹夜の僕の重たい身体をシャキッとさせてくれる。振り返れば北に広がる山々が霞んですばらしい京都の朝を演出している。僕はこの風景が何気に好きだ。

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あっさりと四条大橋までやってきた。別にこのまま京阪電車でさっさと帰っても良いのだけど、いややっぱりもうちょっと散歩しようと思い、今度は四条通を東へ歩く。もう既にバスは動いているけど人はそんないなくて、交差点でヤンキーたちが遊んでいた。

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祇園の花見小路も、時々車がサーッと通るだけ。路地まで探検したがあたりは静まり返っている。

ここまで来たところで、そうだどこかお寺に行こうと思った。そういえば花見小路をまっすぐいけば建仁寺がある。でも入れたっけ??

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ランニングしていたおじさんがあっさりと門をくぐって境内に入っているのを見かけて、慌てて僕も後を追った。そうして広がっていたのはしーんとした境内と立派な法堂。思わずiPodから流れるGReeeeNをいったんお休みさせる。ああ、なんと気持ちの良い朝。

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しばらく境内を散策しているうちに、「そうだ、京都行こう」のBGMと長塚京三のナレーションが頭の中をリフレインする。

何かこう、神秘的な気持ちにさせてくれる寺の朝。そういえば「水曜どうでしょう」の藤村Dが、四国八十八か所シリーズをやった上で「寺の朝っていうのがまた良いんだよね」と言っていたのをふと思い出した。

存分に満喫したところで祇園四条駅への改札を下っていると、ちょうど電車が来たところだったので慌てて乗る。地下を走る車内の座席にふと腰を下ろすとなんだか急激に腹が減った。2駅乗って七条駅で降りた僕は、すぐそばのマクドナルドで、普段絶対注文しない「ビッグブレックファスト」を頼んでみる。

たまにはこんな贅沢な朝も良きかな、とすっかり高くなってきた日差しが降り注ぐ鴨川が一望できる席でマフィンを頬張って、余ったアイスコーヒーを片手にまたもや朝日を全身に浴びながら15分歩けばそこはもう京都駅。さすがにそのまま土曜朝のがら空きの電車に吸い込まれる。

帰宅してすぐにベッドに倒れ込んだのは言うまでもない。だけど、京都にはこんな贅沢な朝があるんだ、と思うと、地元なんだからもっともっとこの朝を楽しみに行きたい、と思える。次は朝の知恩院でも散策しようか。

京都は、朝帰りの寄り道を考えることすら愉しい街である。

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