SH Diary.

かつて不登校だったひとが野球や遠出、日常とたまにちょっとまじめなことを書いてます。

26歳

ゴールデンウィーク前だったか、博多大吉先生の『年齢学序説』という本を読んだ。

年齢学序説 (幻冬舎よしもと文庫)

年齢学序説 (幻冬舎よしもと文庫)

軽いネタバレになってしまうのだが、たとえばナイナイが「めちゃイケ」を始めた年齢、ダウンタウンが「ガキ使」を始めた年齢、明石家さんまが初めてブラックデビルに扮した年齢、などなど、大物芸人や有名人にはある年齢でひとつの転機が訪れているらしい。それが26歳だというのだ。

26歳。

横澤夏子ゆりやんレトリィバァ、ブルゾンちえみ、という今流行の女性ピン芸人3人がこの年齢にあたる。3人ともこの1年くらいでぐっと知名度が上がった人たちである。スポーツで言えばこないだ奪三振の連続記録に並んだ楽天のエース・則本も26歳だし、こないだ引退した浅田真央も26歳だ。

で、なんでこんな話をしているのかと言えば、僕もまた今26歳だからである。

そして僕もまた、26歳で大きな転機を迎えているからである。

26歳になって半月で父親が亡くなり、仕事の方では月に1度ペースでぽつぽつと不登校の講演・パネラーの依頼が来るようになった。読書という習慣もつくようになり、ずいぶんと身辺に変化があった。Facebookを開けば誰かが毎週結婚式を挙げているけど、あまりそこは気にならなくなったのもある種の変化だろうか。

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この間まで教育実習に行っていた。(実習中の写真が皆無なので過去写真を再利用)

実習中のことは生徒や先生方のプライバシーに関わる話も多いために書くつもりはないが、そもそも超夜型人間で規則正しい勤務経験がない僕にとって、毎朝7時に起きてスーツを着て満員電車に2週間揺られる生活はハッキリ言って博打も博打だった。

しかも実習前夜、極度の緊張と不安でまったく寝付くことができず、ちょっと眠りに落ちたと思ったらすぐアラームが鳴った。1時間も寝ていない。好天とは裏腹の気だるさをスーツで隠しながら電車に乗れば、ポジション取りに失敗して吊り革すらつかめず、人と人との間で縮こまりながら電車に揺られる。

そんなこんなで学校最寄り駅に着いたときにはハッキリと疲弊していた。いくら自ら頭を下げてお願いした実習とは言え、そのまま折り返し電車で帰ってベッドでひたすら眠りたいくらいに疲れていた。でも、こんなんで2週間か、と気が遠くなりながら、実習校へ向けて重い足取りを動かすしかなかった。

しかし、やってみるもんである。2週間と短い期間ではあったが、結局1日も遅刻することはなく(1日だけ途中で忘れ物に気づいて危うく遅刻しかけたが)実習に行くことができた。朝の通勤電車も2日目に満員どころか最寄り駅からでもなんとか座れる電車を見つけて、ほぼ経験せずに済んだ。

教育実習はあんまり寝られないものだ、といろんな人の体験談を読んで学んでいたのだが、いざ実習が始まると僕の場合は平均7時間の睡眠時間を確保できていた。ときには日付が変わる前にパタリと寝て、7時に起きる。普段の超夜型生活を考えると、超健康的な生活だった*1

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ある日の帰りの夕焼けがものすごかったのもいい思い出だ

僕は中学3年間不登校だったし、高校も通信制、つまり毎日学校に行く必要がなかった。大学も1年の前期以外毎朝きちんと起きずに済むカリキュラムを組んでいたので、「週6日毎朝起きる」生活にもう人生の半分は無縁だった。そんな人間が朝寝坊も遅刻もすることなく実習を終えたのだから、これは奇跡なのだ。

大学時代、就職活動というものを一切やらなかったのだけど、それは就職重視の大学へのアンチテーゼはもちろん、朝から晩まで拘束されて働くことに自信が持てなかったのもあった。でも今回26歳にして、たった2週間、しかも実習という形ではあるが、朝から晩まで「働く」という経験を乗り越えることができた。

意外となんとかなるもんだな、と自信がついたとき、ふと大吉先生の『年齢学序説』を思い出して、ああこれも26歳の転機なのか、と夕焼けを眺めながら思った。ちなみに手続きのミスがなければ教員免許は9月に手に入る予定なのだが、そのときもまだ26歳なので、年齢学序説にピッタリ当てはまる。

そういえば26歳になったとき、とある方から「転機の1年ですね」という、まるで予言めいたようなメッセージを頂いた。そのときすでに父の余命が幾ばくもない状態だったので何か見抜かれている気になりつつ*2「ほんと転機になると思います」と返信したのだが、まさかこんなにもごろごろ転機が来るとは。

さて、27歳になるまでのあと4ヶ月弱、いったいどんなことが待っているのだろうか。。

*1:そして実習2週間であっという間に夜型生活に戻ってしまったのだった

*2:父の病気のことは超近い友人知人しか知らないトップシークレットだった

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