SH Diary.

かつて不登校だったひとが野球や遠出、日常とたまにちょっとまじめなことを書いてます。

「ヤスダ」の衝撃―ドラ1ルーキー・安田尚憲プロ初スタメン観戦レポート

昨年のドラフト、ロッテはかの早稲田実業の清宮幸太郎をクジで外し、やはり超高校級バッターである履正社の安田尚憲を外れ1位クジで見事引き当てた。「清宮で惨敗するなら、最初から安田行っときゃ一本釣りだったじゃないか!」と嘆いたロッテファンは、これで大きく溜飲を下げた。

で、話は飛んで金曜日。

このあとのオリックス×ロッテのチケットを手に、仕事終わりに職場の最寄り駅でTwitterを見ていると、目を疑う文字列が飛び込んできた。

出場選手登録 千葉ロッテマリーンズ 内野手 5 安田尚憲

やすだ・・・ヤスダ・・・え、安田!あの安田が!このタイミングで出場登録!

しかも移動中の車内で少し寝つつ目が覚めて、またTwitterを見たら「7番DHでスタメン出場」とか書いてある。まじかよ。っていうか、なんでそんなときにオレはカメラを家に忘れたのだ。そんな後悔を抱えながら新快速は大阪へ急ぐ。

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京セラドームに着いたらたまたまロッテファン仲間に遭遇。「安田マジでスタメンなんすか?」と聞いたら「ほんまやで!」。

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・・・というわけで、安田の初打席は2回表に回ってきた。井上が地を這う痛烈なセンター前ヒットを放ち、鈴木大地がつないだ先制のチャンス。

とりあえず、四の五の言わずにこの動画を観てほしい。

「安田ー!」「ヤスダー!」の大歓声に迎えられてバッターボックスに入る安田。そして相手投手の第1球、たぶん何が何でもフルスイングいくぞと決めてたんだろうなあと推察できるほどの豪快なスイングに、いつも空振りなら拍手を起こさないロッテファンも思わず大歓声。

いや、動画を回しながら、僕もこのスイングには震えた。なかなかこんな振りできるバッターはいない。結局この打席は三振に終わったものの、「これはなんかあるぞ」と、期待できるプロ初打席だった。そしていっぺんに彼の虜になってしまった。

そして、ハイライトは第3打席に訪れる。

この打席、安田は徐々に慣れたようで来るボールにどんどん食らいつく。そしてついに、レフト方向へぐんぐん伸びる打球を放った!

うお、うお、まじかy・・・・・・あー、ファールか!

ぶっちゃけ、ここ最近で一番衝撃的な「ファール」だった。高校を出て1年目の左バッターが、逆方向にあんな伸びる強い打球を放つ。そしてわずかにポールを巻くことはなかったが、あと数m右ならばスタンドインだったのだ。安田、エグい。エグすぎる。

そして安田はこの打席見事にボールを見極めフォアボールでプロ初出塁。田村が送って、岡大海*1への代打・福浦先生がライト前に通算1988本目のヒット。これで安田がホームインしてプロ初得点も記録。42歳のバッターが19歳の走者を還す、という胸熱な展開となった。

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が、試合は負け。

ちょっとシビアな見方をすれば、安田はこの試合、プロ初打席を含め2度チャンスを潰していた。たしかにあの場面で安田に一本出ていれば勝っていたに違いないが、やはり本人もそこを大きく気にしていたらしい。それにそこだけが敗因というわけでもない。安田はこれを糧にして次に臨めばいい、と思った。

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その後、12日の試合、9回2アウト凡退すれば試合終了という超オイシイ場面で、安田はプロ初安打・初打点を上げた。結局この試合もサヨナラ負けだったが、3連戦1本もヒットを打てずに終わるよりかは全然良い。確実な一歩を地元の大阪で示せたのも本人の中では大きいだろう。

井口さんが今後も使い続けることを明言し、逆転CSに向けて今や安田のバットが鍵を握るほどまでになってきた。あのプロ初スイング、そして打席の風格を見せられたら、すぐにでもプロ初ホームランを拝むことができるに違いない。来月の大阪でひとまわり大きくなった姿を楽しみにしておこう。

*1:そういえばこの試合岡大海もはじめて観たけど、バントはうまいと思った