SH Diary.

旅行記、ときどき野球。

2014夏福岡・北九州市民球場の前後の記録 後編

さて、引き続き福岡旅行記後編。北九州市民球場での試合が終わった後からの顛末から書いていこう。
 
試合終了後は、遠征仲間と小倉の隠れ家のようなジャズバーでささやかな祝勝会。
ちなみにオーナーはパリーグ発足時(!)からのロッテファンだそうで、今日も球場から戻ってオープンしたそう。

スポーツニュースで拍手したり、選手名鑑で盛り上がったり、と気が付いたら日付も変わって2時前。
お腹減りましたね、と言う話になり、じゃあもう1件と今度は社会人野球の選手御用達の焼き鳥のお店で2次会。

で、この焼き鳥が非常に美味かった。なんでこういう時に限ってスマホの電池がないんだよ、ほんとに。
間に挟まれた玉ねぎが実にいい味を出していたのも見逃せない。
焼き鳥6種、小鉢1つにドリンクいっぱいで1000円ジャストの明朗会計。小倉に行ったらまた行きたい店ができた。
 
ここも3時ごろに撤収し、遠征仲間とはここでお別れ。各々の宿泊先へと散っていった。
ぼくは小倉駅前のネットカフェへ。ナイトパックの時間外にチェックインしたのは生まれて初めてだわ。
 

翌日

仮眠とスマホの充電を済ませて8時半にネットカフェを後にし、そそくさと小倉駅から18きっぷを使う。

見上げたら昨夜北九州市民球場からの帰りに乗ったNHKの派手なモノレールが停まっていた。

今朝はまず門司港周辺を散策。

あの駅舎は見事に工事中だった。駅舎の囲いに門司港駅をテーマにした写真コンテストの結果が貼ってあったが、

タモリ賞のチョイスに見事に唸ってしまった。さすがタモさんである。
 
九州鉄道記念館も気になったがここはぐっとこらえてスルーして、40分ほど門司港駅から歩いてたどり着いたのが

関門人道トンネルの入り口。ここから下関までは徒歩で関門トンネルをくぐることにした。

一応ここも国道扱いになるんですね。

下関方向へ海底トンネルを歩くこと5分、ついに見えてきた山口・福岡県境。

ここからはもう本州。九州とはお別れ。またこの地に帰ってくることを約束して、県境をひょいっと越えた。

地上に出て、対岸の九州を望む。少し細い歩道だったので、対向してきたおばあさんに道を譲ると、
「あなたはどこから来たの?」
と不意に声をかけられた。あ、ああ、京都ですけど・・・とごにょごにょ言ってると
 
「まあ、京都から!それはそれはありがとうねえ!」
 
とえらく感謝されて去って行かれた。恐縮したのはぼくのほうである。下関、いい街だなあ。

これたどれば千代原口*1まで行けるんだなあ・・・とか思ってしまった。しかし壇ノ浦ってこのへんなんだな。

下関側の人道トンネル入り口から炎天下を歩き、「クッキングパパ」で読んだ記憶のある唐戸市場へ。
10時半だったが折角なので関門の海の幸でも、と思ったら、まさかの海鮮丼の店が閉まりまくり。
開いてるのも干物や土産物中心だったので、泣く泣く断念し近くのバス停からバスで下関駅へ。
 
あまりにショックだったのかそれとも暑さのせいか、うっかり料金30円足りないままバスを降りそうになった。

下関駅の観光案内所で、さっき両側の人道トンネル入り口で押したスタンプを見せ、記念証を頂いた。

なぜか恋愛成就のものがあったが、選ぶ勇気はなくオーソドックスにこういうデザインのものを。
 
そしてセブンイレブンでパンとコーヒーを買い込み、あとはひたすら京都まで18きっぷの旅。

最後の最後で反対方面に来た電車はまさかのカープ電車。
 
岩国の手前でハッと目が覚めたら、目の前の席にスティッチとトトロのでかいぬいぐるみを持った、おっさん。
通りがかった車掌にお金払いながら「あんたがいなかったらキセルできたのになあ」とか普通に言い放っていた。
なんだったんだあのおっさん。寝ぼけ頭でその光景を見ていると、まるで夢を見ているかのようだった。

岩国から20分、大野浦と言う駅から始発の岡山行きに乗り換えて2時間半。福山で快速に乗り換え、岡山へ。

どうでもいいが下関~岩国の3時間半と大野浦~福山の2時間半、この座席で過ごした自分はえらいと思う。

岡山で1時間弱待ち、姫路にたどり着いた頃にはすっかり真っ暗。

新快速を1本見送って姫路駅名物の「えきそば」で久々の食事をとり、あとは京都まで一直線。
家に着いたのは23時半だった。
 
突発的ながらもめちゃくちゃ濃い遠征となった。そしてまた福岡に住みたい欲が増してしまった。
今回の遠征でお世話になったすべての皆様に感謝!また福岡絶対行きます!

*1:京都市内にあるR9の渋滞の名所、だったが地下トンネルができて最近はだいぶマシになったらしい