いま所属してるNPOで
「夜のピクニックをやりたい!」
という話が上がって、昨日実行してきた。ただし、どうしても本家「夜のピクニック」のように24時間で80km近く歩くのはメンバーの都合があわず断念して、日没後集合して終電までに帰ることのできるルートを取ることになった。
ちなみに「夜のピクニック」は他のメンバーが結構好きなのだが、ぼくは本を読んだことも映画を観たこともない。
18:10 JR宇治駅スタート

今回は宇治駅を出発し京都駅を目指すルートを設定。宇治駅集合時点で小雨がぱらついていたが、いつの間にか雨は止んでいた。出発してすぐ、みんなで写真撮り忘れた!と気づき、宇治橋でその辺にいた高校生に記念写真を撮ってもらう。
このあたりは車では良く通るのだが、ぶらぶらと歩くのは初めて。いざ歩いてみると思った以上のケーキ屋さんの多さと、隣の黄檗駅までの距離の長さに驚いた。六地蔵あたりまでは奈良線の横をずっと府道*1が走ってるので道に迷うことはまずないのだが、こんな距離あったのか・・・。
20:20 六地蔵駅近くのラーメン屋
木幡駅でメンバーが途中合流して、3駅先の六地蔵にたどり着くころには、既にスタートから2時間。腹減ったー、という話になり、適当に見つけたラーメン店に入ってみる。
「トンカツ定食」「コロッケ定食」など、おおよそラーメン店とは思えないような定食が多く取り揃えられてる中、焼豚定食を頼んでみたらうまかった。ラーメンにも焼豚がのってるけど、別添えのタレにつけるとまたご飯が進む進む。六地蔵ならまだ降りる機会がある駅なので、また行ってみたい。
しかしふらっと入ったラーメン屋が当たりってめちゃくちゃうれしいもんですね。
21:00 山科川沿いの堤防を歩く
今回は単なる「まちあるき」ではなく、あくまでも「夜のピクニック」。メンバー同士の交流を深めるにあたって様々な会話をするのだが、交通量の多い道路沿いだと話が聞こえない、というネックが生まれたので、静かな道を歩くことに。

で、照明もない山科川沿いの堤防をてくてくと。夜のピクニックってひょっとしてこんな感じなのかな?
観月橋まで堤防沿いを歩いて、ここからは国道24号線沿いを進んでいく。途中、丹波橋のあたりでちょっと裏道を進んだりしてるうちに、時刻は22時。すっかり車の量も減り、あとはもうこの道をたどれば京都駅、ということで近鉄伏見駅のあたりからは24号線を進む。
正直、観月橋からのラスト7kmはしんどかった。ラーメン食べてから一気に眠気に襲われて明らかに頭が回っていない状態。24号線に出てからは急に足に張りが出て、阪神高速の下の信号に引っかかったときは思わず道端に座り込んでしまった。立ち上がるときに「よいしょーっと!」と言わないと立ち上がれない程度の疲労。
いま思い返すと、メンバー同士の会話にも加わらず、ただ黙々と、目線を落として歩いていた記憶しかない。あと、時折あるセブンイレブンにもれなく「コーヒーが新しくなりました!」って垂れ幕があって、ああセブンのコーヒー飲みに行かなきゃなー、とも考えていた。
とはいえ、すっかりライトが消えた京都タワーが向こうに見えたときは少しテンションも上がった。
23:10 京都駅到着

六地蔵でラーメン食べた時間も含めて所用時間はちょうど5時間。なんとか終電の都合で途中離脱ということもなく、京都駅まで約16kmを完歩することができた。やはり道行く人に記念写真をお願いして、即解散。コーヒー買って帰りの電車に乗り込む。ちなみに終電のひとつ前。
で、この帰りの電車っていうのが、実は今来た道をひたすら戻っていくルートでして。

3時間近くかけて歩いた六地蔵・京都間を、15分で戻ってきたときの浦島太郎状態は凄まじいものがあった。
これを書いてる今も太ももがめちゃくちゃ痛い。
小6のころ、ボーイスカウトで「オーバーナイトハイキング」という恒例行事があって、夜通し60kmくらいを歩かされた。たぶんこれが本家「夜のピクニック」に近いと思うのだが、これがまあ過酷で過酷で、夕方18時に出発して完歩したのが翌日昼の11時ごろ。普段から歩くことは苦じゃない*2けど、単なるしんどい思い出でしかない。
それに比べりゃ今回の5時間・16kmなんてかわいいもんだと思うのだが、それにしても疲れた。帰宅してさっさと寝たくらい。実は今回、ラーメン屋での夕食休憩以外はひたすら歩き通しだったので、休憩することの重要性を改めて思い知った。あと、いくら速度が遅くても、電車ってものすごい乗り物だと思う。
今日*3はもう、やることやってひたすら休もうと思う。うーむ、体力落ちたな、おれ。