「地元のメリークリスマス」 #地元発見伝
駆け込みで最後の地元発見伝に参加してみる。
「地元のメリークリスマス」ということでイルミネーションなどを取り上げているブログが多いが、ぼくからはこんな風景を紹介しようと思う。
ここは滋賀県草津市にある「近商物産」という会社。草津はいまぼくがメインで関わっている活動の拠点がある街で、同時に親戚も多く子どもの頃は毎年この街で年を越していた。今でも正月はだいたいこの街で過ごす。
一見するとどこにでもある普通の会社のように見えるが、別にクリスマスの時期に派手なイルミネーションを毎年やっている、という話ではない。実はこの会社は、いまや日本中でクリスマスの時期に欠かせない「あれ」を世に送り出した会社なのだ。
それが、これ。
皆さんはこのクリスマス時期のスーパーなどで、こんなものを見かけなかっただろうか。

長靴の中に、たくさんのお菓子が詰まっているこれ。ひょっとするとプレゼントでもらった人も多いはず。
これ、正式な商品名は「クリスマスブーツ」というのだが、実はこのクリスマスブーツを世界で初めて作った会社がこの近商物産さんとされている。もう半世紀も前から作っているそうだ。ここの会社、一度見学させてもらったことがあるのだが、ずらーっと並ぶクリスマスブーツは圧巻の一言だった。
クリスマスブーツを使ってのまちおこしも始まってます
日曜日、このクリスマスブーツの展覧会が草津駅前のエイスクエアという商業施設で行われたので、スタッフ参加してきた。今年で3年目となるこのイベントは地元商店街の主催だが、ぼくが所属しているNPOが共催という形で携わっているイベントである。

展示されているのは地元の子どもたちをはじめ、事前にこの展覧会用に作られたクリスマスブーツ作成キットを購入した人たちが思い思いの装飾を施したクリスマスブーツ、その数300個。どれも個性にあふれ、中には凝った材料でデコレーションされているものもあった。
展示自体は草津駅周辺で12月頭から行われていて、この日は集まった300個のクリスマスブーツの中から優秀作品を表彰し、すべてのクリスマスブーツにお菓子をつけて作者に返却。ぼくは返却したり優秀作品を壇上へ運ぶ担当をしていたのだが、毎度ブーツを手に取る度壊しちゃわないかとヒヤヒヤしながらの2時間。
ぼくは小学校時代常に図工が「1」の人間だったので、こうしてうまくデコレーションされている作品を眺める度にすげぇなぁ、と感服していた。果たして来年はどんなクリスマスブーツが並ぶのだろうか。ひょっとしたらこのイベントから新たなクリスマスブーツのトレンドが生まれるかもしれない。