なぜぼくは子どもの頃と比べてやたらと風邪を引くようになったのか
3週間ほど前、風邪を引いた。
家を出たころはなんともなかったのだが、夜に塾で生徒の相談に乗っていたころから変な喉の渇きを覚えて、塾を終えた帰り道にはもう完全に風邪の症状に変わっていた。慌てて塾からの帰り道に夜遅くまでやってる薬局で風邪薬を買い、翌日あったNPOの定例会議もお休みさせてもらった。
実は2ヶ月ほど前にもひどい風邪を引いて、その日もNPOの定例会議を休んだ。しかもその日は会議後にお好み焼きを食べに行くことになっていたのだが、幹事のぼくが風邪でダウンするという醜態を晒してしまった。そういえば夏場にも妙に涼しかった東京で見事に体調を崩したっけ。

気が付けば、手元にはこんなにも薬の類が。
風邪を引くことで予定をきちんと消化できないのはめちゃくちゃ悔しいし、他の人にも迷惑がかかる。という訳でこの冬はもう風邪を引かないように徹底的に努力することにした。そこでふと思ったことがあった。
こんな頻繁に風邪を引くのに、小4ぐらいのときから、風邪で学校を欠席した記憶があまりない。
いや、全く風邪を引かなかった訳じゃない。中学受験の直前に曾祖母が亡くなり、お通夜に行って帰ってきたら40度を叩き出したこともあった*1し、ある年は胃腸風邪を貰ってしまい親戚に新年の挨拶ができなかった。さらには旅行先の北海道でも38.5度を出して2日弱宿で寝込んだこともあった。
だけどそれくらいなもんで、今のようにこんな高頻度で風邪を引いたことはなかった。なぜだろう?
いろいろ考えていくうちに、そういえば何気なくやっていた2つの習慣があったことを思い出した。
毎晩イソジンでうがいしてた
両親共働きで祖父母同居の家庭に育った一人息子のぼくは、祖父母との時間が多かった。
祖父は就寝前歯を磨くと、毎晩イソジンでうがいをしていた。よく洗面台で祖父と並んで歯磨きしてたぼくは自然とイソジンでうがいをするようになっていた。配分を間違えてやたらと濃いイソジンでうがいしたり、コップ一杯分もひたすらうがいしたこともあった。
イソジンって実は喉の細菌を殺し過ぎる面があるらしくあんまりよくない、なんて話もあるけど、子どもの頃喉に来る風邪を引いた記憶がないので、予防には確かに役立っていたように思う。ただ、真っ黒いイソジン水溶液でうがいしてたのは、今考えてもさすがにやりすぎてた気はする。
毎食後みかん食べてた
子どもの頃、みかんを箱買いしていた。そしてこの時期には必ず、毎晩ご飯を食べ終えたらみかんを2つ食べていた。それ以外の時間にもひたすらみかんを食べていたので、冬場になったらよく手が黄色く変色してい(るように見え)た。
それがいつからかみかんを箱買いすらしなくなった。一人暮らしを始めてからも思い出したころに買っていた程度で、気が付けばすっかり買わなくなった。思い返せばしょっちゅう風邪を引くようになったのは一人暮らしを始めたころからなので、ビタミンCが不足して風邪を引きやすい身体になってしまったのかもしれない。
だって、こないだリアルスコープに出てたみかん農家のおっちゃん、「もう何十年も風邪引いてません」って言ってたしな。
人間ってあっという間に抵抗力弱くなるもんなんですね
とりあえず、帰宅したら手洗いうがいを励行するようにした。うがいはイソジンではなく水うがい。幸い、玄関から自分の部屋までの動線に洗面台があり、しかもあっさりお湯が出てくるので冷たい水に絶叫することもなく、手洗いうがいができるのは非常にありがたい。

みかんも食べるようにした。別に嫌いという訳ではないし、ぼく自身食後にはデザートや果物があると嬉しい人なので、これもまた苦にはなっていない。
正直、子どものころに比べて年取ったんだなあと言う気はしている。特に冬場、寝るときに靴下が必須になったし、深夜どうしようもなく喉が渇いて目が覚める。こんなこと、一人暮らしを始める前は確実になかった。
かと言ってそれを盾にして風邪を引きやすい身体を手に入れるつもりなど毛頭ない。ひとたび風邪でダウンしたら各方面に迷惑もかけてしまうので、原点に返って一からまた風邪で弱らない身体を作っていかないと、と思う。・・・なんだかプロ野球選手の自主トレみたいなことを言ってしまった。
*1:ちなみにこれが人生唯一の40度越えである