SH Diary.

旅行記、ときどき野球。

プロ野球チップスのカードで大富豪ができる:基本ルールまとめ

だいぶ前、球場の開門前に観戦仲間が編み出した、プロ野球チップスのカードでやる大富豪のエントリを書いた。

そしたら、これがなんと、はてなブログの公式で取り上げられる事態になった(全くの予想外!)。

というか、最初Twitterで見たときは「へぇ、似たような遊びやってる人もいるもんだなあ」と思ったのだが、開いてみるとこのブログのURLがでてきて、思わず混み合う地下鉄の中で大声を出しそうになるくらいびっくりした。

そして、プロ野球チップス大富豪大会はいつしか試合前の恒例行事と化すようになり、その輪がどんどん広がっていった。

参加する度にカードの枚数が増えている気がするのはさておき、このゲームの基本の手札は15枚なのだが、先日は「これ全部使ってやってみようよ」と試してみたところ、7人で1ゲーム40分ほどかかり、もう少しで全員試合開始に遅れるところだった。

そこで、今後の普及のためにも改めてルールをきちんとまとめよう、ということになり、僭越ながらカードの写真をぼくが担当することになった。前回のエントリからさらにルールが増えたので、もう一度しっかりとルールを紹介しようと思う。
 

基本ルール

トランプでやる大富豪と同じく、背番号1の選手から球団関係なく背番号の大きい選手のカードを積み重ねていき、最後に出した人からパスが1周すると流して最後に出した人がまた新たなカードを場に出す。

ただし、背番号0の選手はいわゆる「スペ3」の働きを見せるため、常に最強となる。この画像の並びだと、「1」の鳥谷敬より「0」の大和のほうが強くなる。

(追記)
背番号00の選手(ex.寺内崇幸高濱卓也エルナンデス)は背番号0の選手と同等扱いとなる。なので背番号00の選手は背番号1の選手より強い上、背番号0の選手が場に出ている時点で背番号00の選手は出せない。逆も然り。(コメントでご指摘いただきありがとうございます)

また、同じ背番号の選手ならば、チームが違う選手でも複数枚場に出すことができる。これにより縛りや革命が付属するルールもあるのだが、これは後述する。
 

基本ルールその1:同じチームの「縛り」

同じチームの選手が2枚連続で場に出されると、その瞬間そのチームの選手のカードしか出せなくなる。

例えば、場に大引啓次(ヤクルト)が出ている状態で成瀬善久(ヤクルト)が出た場合、その瞬間「ヤクルト縛り」になり、いくら成瀬の背番号「17」以上のカードがあっても、出せるカードはヤクルトの選手に限定される(ex.山田哲人畠山和洋)。
 

基本ルールその2:複数枚の「縛り」

このように、2人連続で同じ選手のカードを複数枚場に出しても縛りとなり、「その枚数分の同じ選手のカード」しか出せなくなる。また、それが同じチームの選手であればチーム縛りも発動する(ex.栗山巧が2枚出た後に浅村栄斗が2枚出ると、以降は「西武の同じ選手」のカード「2枚」しか出せない)。
 

基本ルールその3:「8切り」

背番号8の選手が場に出されたら「8切り」になり即座にカードが流れ、8を出した人から再スタートとなる。これは本家大富豪と共通のルールだが、プロ野球チップス大富豪には「8」のほか「18」「28」などと下一桁が「8」のカードもある。これらのカードも「8切り」の対象となり、下一桁が「8」のカードを出した人から再スタートする。
 

基本ルールその4:「革命」

プロ野球チップス大富豪でも革命が起こると、大きい背番号が弱くなり小さい背番号が強くなる。革命中に「縛り」が起こっても同様。なお革命が起こった場合、スペ3の役割を果たす背番号0の選手が一番弱くなる。

革命の起こし方には以下の2パターン。

まず、同じ背番号の選手が4枚揃っている場合。これはチームがバラバラでも問題ないし、同じ選手4枚でももちろん可。

そして、この「カードリスト」カードならばたった1枚で革命を起こすことができる。このカードはいつでも出して良い。ちなみに、カードリストカードを偶数枚出すと革命が起こらないので要注意。
 

その他のルール

以上が基本的なルールであるが、もちろん追加ルールも作ろうと思えばいくらでも作ることができる。以下はその一例。
 
・「特殊カード」縛り

写真の「スターカード」をはじめ、「レジェンドカード」「エキサイティングシーンカード」など、通常カードとは絵柄が違う特殊なカードが2枚連続で場に出されると、特殊カードしか場に出すことができない。例えばスターカードならばそれ以降はスターカードしか出せなくなる。
 
・「スペ3」よりもさらに強くなる選手カード

背番号0の選手が「スペ3」、つまり最強カードになることは前述したが、背番号0よりもさらに最強の選手をひとりだけ決める、と言うルール。ぼくらの仲間内では、なぜか広島のロサリオが超最強カードとして崇められているが、別にロサリオじゃなくてもOK。仲間内での推しメンの選手とか、いろんな決め方でひとり決めておくと盛り上がる。

また、「松坂大輔(背番号18)を出しても8切りにはならない」と言うように、特定の選手のカードだけローカルルールが適用されない、という遊び方もできる。
 
・「階段」について
「階段」という、例えばダイヤの4・5・6と数字が並んだ状態で場に出すルールがあるが、このプロ野球チップス大富豪ではそもそも連続した番号のカードがぞろぞろ出てくることが少ないため、階段はナシとしている。

この他にもいろんなローカルルールがあるのだが、書き出していくとキリがないので省略。個人的には、遊んでいくうちにいろんなローカルルールを作って盛り上がっていけば素晴らしいと思う。
 

以上、簡単に基本ルールを残しておきました

このルールはまた別の方がきちんとまとめたものができる予定なので、ここでは簡単にしておいた。続々と追加ルールも誕生しているので、また完全マニュアルが完成した際には報告する予定である。あと、このゲームの発案者は別の方々であり、ぼくは単なる1プレイヤーであることも付記しておく。