お誘いをもらったので、今日は昼から京都鉄道博物館に行ってきた。

もとは梅小路蒸気機関車館だったところに、弁天町駅の横にあった交通科学博物館が閉館して半ば合併のような形で新しくできた鉄道博物館。落ち着いたら行こう落ち着いたら行こうと思っていたところのお誘いだったのでちょうどよかった。なんせ僕の中で「落ち着いたら行こう」は「絶対に行かない」とほぼ同義だからである*1。

さて、連れの友人は、13時40分に整理券が配られる電車運転シミュレータ体験をどうしてもやりたいとのこと。入館したのは13時過ぎだったが、すでに整理券を求める列ができていたので慌てて並ぶことにする。でもこれ、実は早いもん順でできる訳ではない。
整理券をゲットするには並んだうえで抽選に参加する必要があって、ここで赤の札を出せば見事整理券ゲット。しかし白の札を出したら最後、整理券をゲットできない。これを繰り返して定員が来たら締切。つまり例え子ども連れだろうと複数人で早々並んでも全員シミュレータ体験ができる確証はないのだ。なにそれ!
しかもいざ抽選が始まると拡声器で「白!残念でしたー!」とか「赤!おめでとうございまーす!」とか係員が叫ぶもんだから、どんだけプレッシャーかけんねんと後ろの列の客がとたんにざわめきだす。以前、埼玉の鉄道博物館に行ったときは少し並べば普通にシミュレータ体験できた記憶があるが、京都は一筋縄ではいかないのだ。
で、結果は。

友人も僕も、見事一発で赤札ゲット。そろって在来線を運転してきた。少し「電車でGO!」をかじってたのでずぶな素人と言う訳ではなく、がんばればちゃんと走らせてちゃんと止められる程度の腕前だと思っていた僕。ところが、1駅目で豪快に17mもオーバーランをしでかす。
あれ?
2駅目。今度は慎重に止めんとアカン、と結構手前から緩やかにブレーキをかけてみる。いい感じで残り50m、40m、30m・・・あ、やべえ、ちょっとブレーキ甘かった!後悔してももう遅い、7mオーバーランと言うまた微妙な停まり方。と同時に画面が黒くなり、無情の「運転終了」宣告を受ける。
うわー、やってもた、と思わず声に出ると、隣でやってた人がつられて笑っていた。
そういえば埼玉の鉄道博物館で運転シミュレータしたときも、やっぱり油断して大勢の夏休みを満喫する少年の前で50mの大オーバーランをかましたことがあった。「電車でGO!」のノリで鉄道博物館の運転シミュレーションを遊んではいけない。ていうか僕は電車運転ゲームの才能がなにひとつないのかもしれない。
教訓がひとつできた。

あとは展示物を見て回る。500系のぞみとは一緒に写真も撮ったりして。

100系新幹線、懐かしい!

線路の上を走る自転車、なんてものがあったので乗ってみたら、あまりにペダルが軽すぎてびっくりした上に、微妙に腰というか足の付け根が痛くなった。年か。

3階の展望デッキにも行った。良い天気だったので太陽がまぶしい。

スマホのパノラマモードで撮ったら新幹線がやたらと短くなった。あと、何故か東京の千代田線と思しき電車(右の方のやつ)も止まっているのが見えた。

そして、京都鉄道博物館のチケットで入れる「梅小路蒸気機関車館」の一部だった車庫へ。ここに来たのは12,3年ぶり。

そうそう、前に来たときはこの赤い車両(休憩スペース)で弁当食べたんだよなー。車内が変なにおいだったのもよく覚えている。まさかまだ残っているとは思ってもいなかった。
なんか休日にしか動かないアトラクションもあったので、次は人混み覚悟で休日に行くべきかなーと考えている。そうなったらもうほんとに長期休みを避けてほとぼりが冷めたころに行くのが良いか。あと、次は一眼レフも持っていこうと思う。
誘ってくださった友人に感謝です。