SH Diary.

旅行記、ときどき野球。

岐阜の思い出と新スポットをめぐる6時間

前の記事でも触れたが、僕は大学4年間とおまけで1年少しの計5年ちょっと、岐阜に住んでいた。

5年も住んでいれば結構な愛着もあるし、思い出の場所と言うのもそこそこあるのだが、2年前に京都に戻ってからはなかなか岐阜に行けず、行くことがあってもイベントスタッフとかの仕事が忙しく、早朝岐阜に着いて夜までイベント会場を駆け回るだけ、ということもしばしば。

そして長良川球場でのロッテ戦が組まれた今回、転居以来初めて岐阜でゆっくりのんびりできるぞ!ということで、思い切って翌日からの名古屋での試合をパスして、1日岐阜の街をぶらぶら歩くことにした。
 

思い出の柳ケ瀬商店街

前夜泊めてもらった後輩宅から、懐かしの岐阜バスで徹明町のバス停を降りたときにはすっかり昼。

まずは柳ケ瀬商店街に行ってみる。ここはありがたいことにイベントのスタッフとして力を貸してほしいとお願いされるのでほぼ毎年顔を出しているが、のんびりとぶらぶら歩くのはいつぶりだろうか。アクアージュ柳ケ瀬、という知る人ぞ知る水路が流れる細道もすごい久々。

柳ケ瀬無印良品高島屋、と店内をゆっくり見て回るのも久々だった。特に高島屋なんて、最近はスタッフの合間にトイレ借りるぐらいしか入店してなかったので上階の本屋を覗いたのも久々。そして適当な出口から高島屋を後にすると、なんか見覚えのある風景が目の前に。あれ??

答えはこちらのブログの写真だった。そうだそうだ、柳ケ瀬薬局のスマイルのロゴがこう見える場所があったのかー、と目からうろこが落ちたんだった。
 

メディアコスモスからランチへ向かう

ちょっと足を伸ばして、「ぎふメディアコスモス」にも行ってきた。

岐阜市役所の前をとぼとぼ歩いていると横を信長の緑色のバスが過ぎていく。こんな瞬間でも懐かしい感覚に襲われる。

で、メディアコスモス。ちなみに正体は岐阜市立図書館や会議室を併設した複合施設。スタバもある。

ここは僕が住んでいたときはまだ建設中で、図書館と言えばJR岐阜駅下の小ぢんまりとした市立図書館の分館を利用していた。でもたぶん今も住んでたらこっちの図書館利用に切り替えてたんだろうなー。そういえば「今夜も生でさだまさし」もここから放送されてたっけ。

一応まだ市立図書館で使える貸出カードを持ってるので記念になんか借りようかと思ったが、返却に交通費が4000円かかるのは明らかにコストパフォーマンスが悪すぎる、ということで止め。でも時間つぶすにはもってこいの場所だなあと思いながら、空腹を覚えたので近くの気になっていたお店へ。

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ここの名物「冷やしたぬき」を頂く。蒸し暑い中とぼとぼ歩いていたので冷たいそばがものすごく嬉しい。あーこれ、ダブルでも良かったわ(写真は「並」です)。それにしても次々と「たぬきダブル!」「たぬきお願いしますー」と冷やしたぬきが出てたのには驚いた。
 

名鉄岐阜駅前のやよい軒が・・・!

名鉄岐阜駅エリアに戻ってきた。このあたりは本当に思い出深い街。

これは前夜撮影した写真だが、長良橋通りのアーケードから明かりが消えたこの風景とか、昔は日常だったんだよなあ・・・と思いながら、当時文房具を買うならいつもここだった岐阜ロフトへ足を運んだ・・・ら、驚いた。

あれ?こんなところに塚田農場。これは間違いなく在住時代にはなかった。でもいったい何の店が犠牲に・・・あっ!やよい軒!!

そう、僕はここにあったやよい軒でそこそこの頻度で食事していた。なんなら大学時代、卒論を提出し終わった夜、友人と二人で終わったなあと飯を食いに行ったのもここだった。貴重な定食屋だったのだが、えーここ潰れるほど採算合わなかったのー!?

塚田農場は数多ある居酒屋チェーンでも好きなほうだし(僕は課長の名刺も持っている)、近所にあったらあったですごい強みなんだろうけど、今回の岐阜滞在で一番切ない気持ちになった瞬間だった。
 

締めは金ぴかで

これも実は初めて見た金神社の鳥居。僕が住んでた時はこんな色に塗られてなかったはず。それにしても派手である。

そして最後に、やはりこの方にご挨拶しておかなきゃいけないだろうということで、

ご存知金の信長像。っていうか、2017年の岐阜命名450年まで残り200日なのね。

途中贔屓にしてたお店に寄ったり、昔お世話になった場所に久しぶりに顔を出したりもして、今回の岐阜滞在は無事終了。京都から2時間2000円で来れるのに、帰る度もっと足運ばなきゃいけないなあ、といつも思う。今回会えなかった人もいるし、また近いうちに遊びに行かなきゃなー。

と思いながら、土産片手に電車に乗ってハッと気づく。

しまった!岐阜シティタワーの展望台行くの忘れた・・・。

岐阜の街は、引っ越してもまだまだ奥深い。