SH Diary.

旅行記、ときどき野球。

海鮮!さわやか!浜名湖の夕日!―2017春・「しょんない」が呼ぶ静岡

ちょっと気になる展示会があったので、あまった18きっぷで日曜日は静岡へ。

11時過ぎに静岡駅に着き、とりあえず昼メシだ、とせかせか歩いて新静岡セノバに向かう。さっさとエスカレーターを上り、目的の店「さわやか」にたどり着くと・・・ぎゃああああ、店に人があふれている。一応店員に確認を取れば「1時間以上お待ちになっていただくかと・・・」という絶望のアナウンス。

いや、実はこれは完全なる「想定の範囲内」である。春休みの日曜の昼に超大人気のハンバーグ屋が混まないわけがない。こんなこともあろうかと保険のパターンも用意しておいた。

さっさと静岡駅に戻って東海道線で清水へ向かう。

こちらが代替案、駅前の「河岸の市」という市場で海鮮五色丼。

きっかり正午だったのでやはり店はどこも混んでいたが、それでもセノバの「さわやか」ほどではない。2年前の秋に立ち寄ったことのあるお店の予約表に名前を書いて、15分ほどで入店することができた。

ここの五色丼はいくつかのネタから好きなものを5つ選べるシステムになっていて、右上から真鯛・ネギトロ・生しらす・生桜海老。で、左上に明らかに見慣れない白身があるが、これは「アブラボウズ」というもの。その名前の通りめちゃくちゃ脂が乗っていて、多量に食べると腹を壊すらしい。

たしか「タモリ倶楽部」で料理してたよなーと思いながら物珍しさでチョイスしてみたのだが、アブラボウズという名前の割にやけにさっぱりした魚で非常に美味かった。でも、多量に食べるとまずそうなのは、なんとなくわかる。

この店は以前来たとき、大雨なのに傘を持ってない僕に傘を貸してくれようとしたり、すごく感じの良い店だなあと思っていたのだけど、この日も「どうでしたか?お腹いっぱいになりました?」と声かけてくれて、その良さが変わっていないことにほっとした。また行きます。

静岡駅に戻り、ついに今回静岡に来た最大の目的へ。

僕は静岡朝日テレビがつくっている「ピエール瀧のしょんないTV」という深夜番組が大好きなのだが、企画展をやっているということで静岡パルコに来てみた。静岡駅の地下道やパルコなど、いたるところにしょんないTVの黄色いロゴが目について非常に嬉しく思ったのだが、

「ピエール」って、誰よ。これがそのへんに普通に掲出されているのだから困る。

で、実はこの日、番組に出ている広瀬アナとゲストでよく出てくるハリウッドザコシショウがまさにこのパルコでトークショーをやっていたのだが、11時到着で10時に整理券配布じゃどうあがいても瞬殺だろうなあと思ってハナから断念していた。実際9時半の時点で100人以上が列を作っていたらしい。

生ザコシは見たかったが、まあ仕方ない。

しかししょんないTV展初日10分で売り切れたらしい「名波飴」がえらい勢いで売れ残っていたので1袋購入。これは完全に想定外だった。トークショーの日だから多めに用意しておいたのだろうか。

僕としては、スタンプラリーで手に入ったしょんないTVポストカードだけで十分満足してたのですが。

のんびり展示を観ていたら、すぐ横で番組に出てた極小折り鶴の達人(たぶん完全にプライベートで来てたはず)がいきなりミクロ級の鶴折り始めてギャラリーが取り囲むわ、この番組の大きな特徴だと思っている出演者の身近さをありありと感じる展示だった*1

あとは、やけに子どもたちが群がっていたのも印象的。展示のひとつの知恵の輪が目的だった可能性はあるが、お下劣な番組ではないし「しいたけ嫌いの子どもを治す」みたいに子どもを題材にした回もあるし、子ども受けいいんだな~という新しい発見もできた。

さて、今度こそ「さわやか」へと新静岡セノバに向かおうとすると、見事にこの日開催されていた静岡まつりとバッティング。人をかき分けかき分けなんとか今日2度めのセノバの「さわやか」に着けば・・・あいたー!まだ店に人が溢れている!

この瞬間、セノバの「さわやか」を外し、ウルトラCの作戦を実行することにした。

静岡市内をあとにして、やってきたのは豊田町という小さな駅。

ここから10分歩いた先の「さわやか」に入店してみると、待ち客ゼロでさっさとメニューと対峙することができた。作戦大成功!

静岡駅から豊田町駅まで1時間。セノバの「さわやか」で1時間待つよりその1時間を移動時間に充てて郊外の「さわやか」に行ったほうが非常に効率的である。この目論見は見事に大当たりだった。

と、いうわけで。

はい。

なんなんでしょうかねこの美味さ(超褒め言葉)。げんこつハンバーグにオニオンソースはあとがけで、最初に塩コショウをぱっぱと振って堪能するのが我流。写真には写ってないが、4時間半前海鮮丼を食べているにも関わらず当たり前のようにライスもつけている。ただし大盛りにはしなかったが。

ああーーーうまかったーーーーーーっっっっっ!!!!!

豊田町からそのまま関西へ直帰・・・のはずが、浜松で乗り換えた車窓の空があまりにもキレイだったので、浜名湖に浮かぶ弁天島の駅で緊急下車する。この駅の前の国道を渡った先に、弁天島海浜公園という浜名湖を一望できる場所がある。

地下道をくぐり抜け、ハンバーグたっぷりの胃袋を抱えながら猛ダッシュすること3分。

なんと、ちょうど日が沈む瞬間だった・・・!

「あ!メリープがいるよ!」というPokemon GOに興じる女の子の声もまったく気にならない。ゆっくり、ゆっくりと沈んでいく太陽を静かに見送る。最高の旅の締めくくりであった。

*1:なにせしょんないTV絡みのツイートをするとたまに出演した一般人からいいね!が来ることがある