ほぼ2ヶ月前の東京旅行記最終回。なんと書くだけ書いて下書きにずっと眠らせていた。しかも「東京旅行記」と書いておきながら今回は東京の話はそんなにない。(1日目と2日目はそれぞれのリンクからどうぞ)
「江戸遊」の雑魚寝スペースはそこそこ満員で、なんとか狭いながらも場所を確保して仮眠する。が、やけに冷房が効いてたびたび目が覚める。今回うっかり長袖というものを持ってきていなかったので、寝間着の半ズボンをジーパン(長ズボン)に着替えるしか手立てがなく、あまり眠れなかった。
5時ごろに目を覚ましたときも身体が異様に冷えて、もう1度風呂に浸かって出ようかとも思ったが、さすがにそれは今日の行程を考えると無謀なので、諦めてさっさと退出する。
「江戸遊」は近くに駅だらけの好立地で、JRだと御茶ノ水駅か秋葉原駅が近いのだが、なんとなく歩いていたら目の前に電気街が見えてきたので、秋葉原駅からスタートすることにする。昼間はごった返してるであろう電気街周辺も、早朝はやはり静か。
いよいよ東京を離れるときがくる。
秋葉原→東京→沼津→静岡→袋井
秋葉原から東京まで乗った山手線が新型車両だった。しかし何度見てもちょっと前のiPod nanoを思い出す形である。
ほとんど時刻表を見ずに山手線に乗ったのだが、割とすぐに出る東海道線が沼津行きだったのでこれで東京をあとにすることにした。まったく土産を吟味する時間が取れなかったが仕方ない。18きっぷ最終日なので混んでるかと思いきや意外に空いていて、沼津まで睡眠時間を取り戻す。
さらに静岡で乗り換えて降りたのは袋井駅。こんなところで降りるということは目的はひとつしかない。
そう。僕の大好きなハンバーグ店、さわやか。
休日の昼間となれば各店舗1時間以上待つことを覚悟しなければならない。まして今回は「さわやかチャンス」を発動できるのがこの日の昼だけ、しかもその後名古屋へ行かねばならない。ならば開店前から並んじゃえ、ということで行ったことない店舗をピックアップして朝風呂も我慢してここまで来た。
ところが着いたのが開店30分前なのにもう自分の前に8組待っている。しかもうち2組は10人以上の団体。
嘘でしょ!
とはいえ、店の広さもあって9番目でもなんとか開店と同時に呼ばれた。
じっくりと堪能させていただきました。
袋井→豊橋→名古屋
再び東海道線。浜松での乗り換えがないのを良いことに豊橋まで爆睡、そして豊橋で半分寝たまま乗り換えてまた爆睡。起きたら名古屋のひとつ前、金山駅だった。あぶねえ。
ここで岐阜時代に仲良くしてた後輩と合流。コンセントのあるカフェに連れてってくれー、ととあるカフェに入ったら、驚いた。
「えっ?なにしてるの」
「いやいやそっちこそ」
隣の席にいたのがなんと大学時代のサークルの同級生だったのだ。
名古屋って鬼狭いなと思った。
名古屋→岐阜
さらに東海道線を西へ進み、今度は岐阜へ。
岐阜は昨年の中日×ロッテの交流戦以来。住んでたころよく使っていた名鉄岐阜駅下のサンクスがファミマになっていた。これも時代の流れだろう。
ここでは大学の友人と合流してご飯に連れて行ってもらう。
そしたら彼らが絶妙なチョイスをしてくれた。どうですかこのどて丼。岐阜を離れてこういう味に飢えていた。あの5年でいつの間にか赤味噌文化に大きく染まっていたようだ。じゃあ次もあの店で!と約束して岐阜駅まで送ってもらった。
岐阜→米原→京都
気づけば前後ろの席がカープファンだった(この日カープはナゴヤドームで試合)。僕は大荷物とともに、「CHIBA LOTTE MARINES」と書かれた袋を持っている。カープファンには一体どのようにそれが目に映っているのか気になりながら、ウトウト。
米原で琵琶湖線に乗り換えたら、なぜか新幹線ホームに米原に止まらないはずの「のぞみ」が停まっていた。しかもその「のぞみ」に、昨日ZOZOマリンで会った知り合いのロッテファンが乗っていたらしい。パンタグラフの故障だったらしいが、名古屋駅でのカフェの件といいこの日はそういう日だったようだ。
というわけで、朝6時前に東京を出発して16時間、ついに京都に到着して旅はおしまい。
東京、名古屋、岐阜、と馴染みの街でいろいろ人と会って、ここ最近京都や滋賀に引きこもっていた自分を反省した。特に東京は、定期的に足を運んで首都の空気を吸わないとボケてしまうなあ、と思った。幸い名古屋は秋に行く予定ができそうだが、東京は次いつ行けるか・・・。
割と突発的に決めた旅だったけど、やっぱり行ってよかった。