SH Diary.

かつて不登校だったひとが野球や遠出、日常とたまにちょっとまじめなことを書いてます。

高知でカツオと寿司に泣かされた話

先週、1泊2日で高知にいってきた。実に9年ぶりの高知。

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目的は野球。日本プロ野球全体を見渡しても今年初だった有観客試合が、よりによって高知での西武×ロッテ戦。十中八九無観客だろうと思っていたところ、なんと試合の10日くらい前に有観客とアナウンスされ、ファン仲間と慌てて段取りして参戦してきた。ちなみにこの近さ。

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結果はロッテさん見事2連勝。初戦は藤原と岡がなんとプレイボールから2球連続でホームランをライトスタンドにぶち込み(公式戦でもない記録らしい)、2日目は相手投手の大乱調を見逃さずに効率よく得点。細かいミスはちょこちょこあったが、まあ調整段階だしここから仕上げてくれれば。

さて高知といえば1にも2にもカツオのたたきである。それも高知ではタレはもちろん、塩をふりかけていただく「塩たたき」というものがあって、今回の高知行きではどうしてもこれが食べたかった。そして僕はこの塩たたきに、比喩表現抜きで泣かされる羽目となる。

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初戦終了後ホテルにチェックインし、日が高いうちに意気揚々と祝勝会に出向く。同行者が以前行ってたいへん気に入ったという店を予約してくれていたが少し時間が早かったので、まずは定番の「ひろめ市場」へ。ここに、塩たたきと同じくらい食べたかったものがあった。

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それがこちら、屋台餃子。9年前に連れてきてもらってこれを食べたときのインパクトがどうにも忘れられず、今回この祝勝会の「先発投手」として指名した。ちなみに自分たちが注文したときは15分待ちだったのが、食べ終わったときには40分待ちに膨れ上がっていた。危なかった。

2軒目が本番だったがやはり餃子ひと皿では物足りず、なんかもうひとつ買ってこようかと考えていたところに、Twitterで「ひろめ市場内のこの店の塩たたきめっちゃ美味いですよ」という情報が来た。2軒目の店に塩たたきがあるのは聞いていたが、がまんできずにここでも投入することにした。

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こ、、れ、、が、、、、すごかったんですよ。ほんとに。

なによりカツオが分厚すぎる。えっカツオのたたきってこんな分厚い切り身だったっけ?と頭が混乱しているのがよく分かる。9年前ひろめ市場で食べたカツオのたたきはこんなにも分厚くなかった。なんかのバグ?かと思ったこのカツオの塩たたき。

なんだこれ。今まで食べてきた「カツオのたたき」ってなんだったんだ一体。理解が追いついていない頭は、やがて「オレはこのカツオのたたきを食べるために必死にコロナ禍を耐えてきたのかもしれない」という思考にいたり、気づけば涙が出ていた。

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そうして僕はこの通り、ひろめ市場のど真ん中で崩れ落ちたわけである。これはさすがに同行者がいてよかった。ひとりで崩れ落ちて涙を流していたら、ただ変な人なだけだった。

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時間になったのでひろめ市場をあとにして本命の2軒目の店へ。もちろんカツオのたたきをタレ・塩ともに注文。目の前でわら焼きにしている様子を眺めてたりしてたらこんなものが運ばれてきた。この断面ちょっとキレイすぎやしませんか。カツオってこんな鮮やかな赤紫色してたっけ。

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もちろんカツオのたたきは美味かった。しかしこの店で一番感動したのがこれ。ほうれん草のおひたしとともになんとお通しで出てきたこちら、たしかハガツオの握りだと店員のお姉さんが言ってた記憶があるが肝心なところが曖昧になっている。いや、曖昧になるほど、これが美味かったのだ。

「繊細な味」という表現が実に的確な味。悪いけどそのへんの回転寿司とは比べ物にならない。カツオってこんなにも甘いのかと驚くほどの味に、カウンターの片隅でまた感涙してしまった。ネタを抜きにして、この夜、僕はカツオと言う食べ物で2度、本気で泣いた。

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ホテルに戻って写真整理してたらいつの間にか寝落ちしていたようで、気がついたら朝6時50分だった。ここ数年で1番幸せな「寝落ち」だったことは言うまでもない。

妙に早く目が覚めてしまったので、さっさと身支度して朝から2時間高知市内を散歩することに。ちょうど行きたいところがあったのでよかった。

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高知市内中心部、高知城の近くからはりまや通りにかけての1kmに、毎週日曜日の早朝からずらーっと露店が並ぶ。この「土佐の日曜市」はなんと300年以上も伝統があるものらしく、1度見てみたかった。前に高知に来たときはド平日だったのだ。

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どっちみち移動途中に昼食を調達するのならここで買っちゃえ、ということでいろいろ買い込んでみた。左のタケノコ寿司とその右下のたまご巻き寿司は、球場で野球観ながら開封

これが、まあ、素朴な味わいでものすごくうまかったんですよ。

さすがに野球を観ながらなので感涙はしなかったものの、たまご巻き寿司にほどよく効いてるゆずの風味がたまらなかった。タケノコ寿司は食感が非常に楽しくて気がついたらなくなっていた。製造者が会社ではなく個人名になっているのもまた、ほっとするような、ぬくもりを感じる要素だった。

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ちなみに初日のお昼は2日間見に行った春野球場そばの唐揚げ屋で弁当をテイクアウトしたのだが、これもめちゃくちゃ美味かった。卵焼きとソーセージがおかずとして入っているのも非常に嬉しい。この店は是が非でも近所にほしいなー。

ということで、高知は泣けるほど美味いものだらけで、すっかり虜になって帰ってきたのでした。西武さん来年も高知の練習試合は絶対ロッテを呼んでね。