SH Diary.

旅行記、ときどき野球。

baseball

第47回社会人野球日本選手権観戦記

たまには野球の話を。毎年秋に京セラドーム大阪で開催される社会人野球日本選手権。ずいぶん昔に1度、たまたま京セラドームの横で仕事を終えたあとにやっていたので1度観に行ったことがあったが、職場が大阪になって3年目、今年はなんかのんびりまったりと野…

甲子園で、「令和の怪物」のプロ初勝利を観た

2年ぶりのプロ野球セパ交流戦。今年こそは昨年叶わなかった「鳥谷さんの甲子園凱旋」を鳥谷の00番を着て絶対絶対観るぞ!ということで、関係各所の尽力もあり甲子園3連戦の3戦目のチケットを入手することができた。そしたらそれが、これ以上ないメモリアルな…

アジャの涙に、優勝への希望を見た

苦しかった。しんどかった。辛かった。岩下の感染から端を発した「ロッテ、新型コロナ陽性者複数」の衝撃。蓋を開けてみれば選手では角中、清田、荻野、鳥谷のベテラン勢にショートのレギュラー藤岡、今年大きく出番を増やした菅野、内野の便利屋三木が陽性…

観客5000人制限、いまプロ野球の球場で何が起こっているか(+その中で観戦した感想)

野球を観に行ってきた。というのは、8月半ばまで変則的に「同じ球場で6連戦」という日程が組まれた今年のパリーグにおいて、我らが千葉ロッテマリーンズが大阪で試合をするのが今週だったからだ。で、最初は「まあ別にいいか」と思っていたのだが、月末の大…

鳥谷が2割5分打ってたら阪神は絶対手放していない。だからこそ求めているものがある。

通算2085安打。13年連続試合出場。関西人なら誰でも知ってる、阪神のレジェンド。一昨日書いたレアード以上に来るとは思わなかった選手がこの春、千葉ロッテマリーンズにやってきた。10年ぶりくらいにスポーツ紙を買った。というかデイリースポーツを狙い撃…

待ち望んでいた、「スシ」

あれは、昨年の3月末だったか。働いていた職場の初年度の仕事が終わり、何かちょっといいものでも食べようと近所の回転寿司屋に出向いた。折しもその日は2019年のプロ野球開幕前日だった。我らが千葉ロッテマリーンズのその年の補強の目玉といえば、1にも2に…

この結果を、黙って受け入れなければ来年の優勝なんてない。【2019年千葉ロッテマリーンズ総括】

9月21日、京セラドーム大阪。3位楽天と熾烈にクライマックスシリーズ(CS)を争う4位の我がロッテ。しかしこの日もオリックス先発山岡を打ちあぐね2点差をつけられ、最後は一発出れば逆転の場面でレアードが三振で試合終了。その瞬間、レフトスタンドを埋め…

安らかに、アチャ。―ベネズエラが生んだナイスガイの訃報に接して

「元ロッテ・カスティーヨ選手、事故死」夕方、職場でちょっと調べ物をするのにYahoo!を立ち上げようとしたらそんな文字列が目に入り、思わずほかの同僚に心配されるほど「えっ!」とたじろいでしまった。https://www.sanspo.com/baseball/news/20181207/npb…

「俺たちと、このチームで、いつまでも。」―ロッテ・根元俊一引退試合観戦記

かれこれ野球観戦の趣味を持ち始めて干支がひと回りしたが、「引退試合」というものを観たのはこれまでただ1度きりだった。ロッテファンになってはじめてグッズを買った選手、サブローが引退試合をすると聞けば、もう何が何でも現地で涙を流さない選択肢なん…

「ヤスダ」の衝撃―ドラ1ルーキー・安田尚憲プロ初スタメン観戦レポート

昨年のドラフト、ロッテはかの早稲田実業の清宮幸太郎をクジで外し、やはり超高校級バッターである履正社の安田尚憲を外れ1位クジで見事引き当てた。「清宮で惨敗するなら、最初から安田行っときゃ一本釣りだったじゃないか!」と嘆いたロッテファンは、これ…

最後に見せた「6番背負った男の心意気」―井口資仁引退に寄せて

「一発出れば、同点か・・・」そんな夢物語、あるわけないと思っていた。9回裏、ロッテ2点ビハインド。マウンドには日本ハムの守護神、増井が立っていた。しかし先頭、今年も結局大不振に悩まされた清田が代打で出てきて初球を軽くライト前に持っていく。こ…

2017初秋東京3days:ZOZOマリンとちっぽけな奇跡の2日目

前回の続き。 西日暮里→表参道→明治神宮前→新宿三丁目 本来ならば、2日目はネットカフェのナイトパックを6時間で切り上げ、青山あたりでコーヒー飲みながら読書でもして、ZOZOマリンで野球を観ようかと考えていた。しかしネットカフェを抜け出したのはなんと…

だから僕は明日も千葉ロッテマリーンズを応援する

うちの教室では、よく先週の授業で立てた1週間の計画や予定を振り返る時間を取っている。そのとき、少々無茶な予定を立てたせいで計画を完了できない生徒が、できなかったことや失敗した事実をただひたすら、つらつらと書くことがある。もちろん、それらを内…

4年ぶりにイスラエルの野球を観た

あのイスラエルが、韓国に勝ちそうだ。WBCのオープニングゲームがソウルで繰り広げられた月曜の夜。帰路の電車でその一報が入ってきたとき、僕は「まじかよ」と思わず声に出してしまった。だいたい、オランダ・韓国・チャイニーズタイペイと並んでイスラエル…

カギは、阪神から来たあの男。【2017観戦記#1 3/8vs阪神(オープン戦)】

今年もプロ野球の季節がやってきた!2017年の私的オープニングゲームは甲子園球場にて。とりあえず絶対に負けたくない阪神との一戦。応援団がレフトスタンド最上段の端っこに陣取ったために、民族大移動のごとくその周囲を固めるロッテファン。あの阪神ファ…

「伊藤義弘」という中継ぎエースのこと。

土曜日、朝早くから電車を乗り継いで甲子園球場に向かった。目的は、プロ野球12球団合同トライアウト。先日引退試合を観戦したサブローのように、引退のその瞬間に華々しく見送られる選手なんてほんの一握りしかいない。毎年10月1日から始まる戦力外通告期間…

さらば、永遠のマイ・ヒーロー【2016観戦記特別篇 サブロー引退試合:後編】

(前編からのつづき)9回裏は3番角中からの打順。確かにこの日の角中は、なんとかして次のサブローさんに繋ぎたいという思いが空回りしてか「らしくない」2併殺だった。角中が併殺打を打つたびに球場全体から大きなため息が漏れていたのも、事実だった。そん…

「こんな私」を愛せた僕は、幸せ者。【2016観戦記特別篇 サブロー引退試合:前編】

世の中のプロ野球選手は、大きく二分化することができる。華々しくキャリアに幕を下ろすか、ひっそりとキャリアに幕を下ろすか。あらゆる人々に愛され、親しまれ、大々的な引退セレモニーで幕を下ろす選手なんて、ほんの一握りしかいない。ある秋の日に呼び…

サブロー、現役最後の試合を諦めきれなくて。

「うわ、マジかよ」喉から手が出るほど欲しかったプラチナチケット。「下記のチケットのご予約が完了しました」というメールが届いた瞬間の僕は、自分でも驚くくらい冷静だった。鳥の鳴き声が外から聞こえる朝の部屋でしみじみと、チケットを入手した喜びに…

待っていたんだ、その戦う姿を。―サブロー引退に寄せて

昨日の夕方、衝撃的でもあり、その一方でほぼ予測がついていたニュースが流れて来た。サブロー、引退。僕が千葉ロッテマリーンズを応援し始めて、この秋でちょうど11年が経つ。この秋で11年、という年月でピンと来た人も多いとは思うが、2005年のプレーオフ*…

どうした、涌井・・・。【2016観戦記#6 8/7vsオリックス】

この夏、関西のロッテファンにとってはものすごくドタバタな日程が組まれていた。7月26日に大阪、27日・28日に神戸で試合を消化したロッテ。29日から千葉で6試合戦った後、再びビジターでの試合になった8月5日からどういう訳かまた大阪での3連戦になった。つ…

初勝利ばかり観る神戸、今回も。【2016観戦記#5 7/27vsオリックス】

いまさらのように先月末に見た野球の試合について書いてみる。関西に住んでいながら、ここ数年とんと縁がない球場がひとつあった。それがほっともっとフィールド神戸。確かにうちから2時間半は見積もっておかないとキツい球場なのだが、なんかタイミングが合…

遠い夜空にこだまする「岐阜マリーンズ」【2016観戦記#4 6/14vs中日】

話は、半年ほど前にさかのぼる。例年レギュラーシーズンより先に出される次年度の交流戦日程。2015年の中日×ロッテは千葉で3つ行われ、その年引退した中日の和田一浩が2000本安打を達成したメモリアルなカードになった。そして2016年は変わって中日のホーム…

ルーキー関谷、エースへの第一歩。【2016観戦記#3 5/21vsオリックス】

4月の今季初ビジター以来、ロッテが関西にやってきた。関西開幕シリーズは欠席したが、今回は土曜日のみ参戦することになった。と、気になるのが先発投手。先週は5試合だったので石川・二木・涌井・スタンリッジ・唐川で回せたが、今週は6試合。しかも開幕か…

福岡で歴史的瞬間を目撃した夜。【2016観戦記#2 4/7vs福岡ソフトバンク】

昨日、今年初の仙台3連戦でさっさと勝ち越しを決め、パリーグ最速で10勝にのせて首位をきっちり固めた我らが千葉ロッテマリーンズ。福岡旅行記の通り、大阪開幕3連戦に参戦できなかった代わりに、先週あった福岡開幕3連戦の最終日に参戦することにした。昨年…

京都でロッテの野球が観れる幸せ。【2016観戦記#1 3/6vsオリックス】

実は昨年、ものすごく久しぶりにロッテが関係ないプロ野球の試合を観に行っていた。それが、わかさスタジアム京都で行われた、オリックスと日本ハムの試合。京セラドームやほっともっとフィールドがある大阪や神戸と違い、京都ではなかなかプロ野球が開催さ…

清原は、弱い人間だったのか

あれは8年前の秋だったか。ロッテの黒いユニフォームに身を包み、僕は京セラドーム大阪のレフトスタンドでオリックスとの試合を観戦していた。ロッテの渡辺俊介がその年久々に2位に躍進したオリックス打線を次々打ち取り、気が付けば9回裏、6-1でロッテが勝…

超いまさら、千葉ロッテマリーンズの2015年参戦記録。

あの日、夕方から所用で電車で1時間ほどの街に出かけていた。駅に戻って電車に乗ったのが20時。そのころ、遠く離れた福岡の地では、我らが千葉ロッテマリーンズがソフトバンク相手に劣勢を強いられていた。この日負けたらシーズンが終わるのに2点負けている…

社会人野球見に行ったら福山雅治の義父が目の前でノック打ってた

昨日は朝から京セラドーム大阪のすぐそばで仕事だった。ちょうど京セラドームでは社会人野球の日本選手権の真っ最中。しかもこの日は初戦でロッテが今年のドラフトで指名した関谷と東條の両投手が所属するJR東日本が出てくるというこの上ない展開、だったの…

2015観戦記#9 9/5vs埼玉西武

「また明日!」が4日もずれてしまった点についてはお詫びいたします。(挨拶)さて、はるばる参戦したヤフオクドームの試合の翌週、東京ドームで日本ハムと戦ったロッテ。しかしここで、調子を上げていた角中がバントを試みた際、なんと指を骨折してしまった…