SH Diary.

旅行記、ときどき野球。

京都でロッテの野球が観れる幸せ。【2016観戦記#1 3/6vsオリックス】

実は昨年、ものすごく久しぶりにロッテが関係ないプロ野球の試合を観に行っていた。

それが、わかさスタジアム京都で行われた、オリックス日本ハムの試合。

京セラドームやほっともっとフィールドがある大阪や神戸と違い、京都ではなかなかプロ野球が開催されず、この試合が5年ぶり。しかもそのときは巨人×横浜のカードだったので、パリーグの公式戦ともなれば20年以上さかのぼらなければならない*1、歴史的な試合だった。

で、結果は、地元・京都(と言っても彼は北部の宮津なのだが)出身の糸井が2ホームランをかっ飛ばせば、中田翔もレフトに場外ホームランをぶち込み、乱打戦の末にオリックスが勝った。終盤にはあの大谷翔平も代打で登場し、大盛り上がりとなった久々の京都でのパリーグ公式戦。

このとき、「いつかロッテもここでやりたいですね~」などと、いつも一緒に野球を観る仲間と話しながら、球場を後にした。

そしてその瞬間が、まさか1年も経たずにやってくるとは、全く想像もしていなかった。

2016年のオープン戦、3月頭に関西での試合が連続して組まれた千葉ロッテマリーンズ。京セラドーム大阪で2試合、1日空けて甲子園で1試合こなした後、最後の締めとして組まれたのが、よりにもよってわかさスタジアム京都でのオリックス戦。しかも今年、ここで公式戦は行われない。京都で唯一プロ野球が観れる機会である。

当然即座にチケットを取り、しかも諸々ばたついていたのも重なって、2016年の初観戦がこの京都での試合ということになった。なんなんだろうこの巡り合わせは。京都駅の地下道に貼られた、井口さん・デスパイネ・田中英祐(京大出身)が写る試合ポスターを横目で見てニヤニヤする日々が妙に楽しかった。

で、当日。

入場すると、目と鼻の先に阿部ちゃん(右)と会話する今年の新戦力・スタンリッジがいる。

バファローベルバファローブルもいた。そういや去年のわかさスタジアムでは一緒に写真撮ってもらったな。

レフトスタンドをびっしりと埋める黒いロッテファン。いつものように全国から顔なじみのロッテファンの方々が多数京都に集っておられたのも嬉しかった。「どこにでも行くロッテファン」とはよく言ったものだが、地元がこんなロッテファンで埋め尽くされる光景を眺めていると、胸が熱くなってきた。

向こうに京都信用金庫の広告が見えるグラウンドに現れる、黒いロッテのユニフォームを着た選手たち。ああ、オレ今、京都でロッテ戦観てるんだなー、ととても嬉しい気持ちになる。

さて、試合は、3回に荻野が二塁へ盗塁する隙を突いて伊志嶺がよもやのホームスチールで先制する。ちなみにこれでついに観戦イニング連続無得点記録が37で止まった。思わず安堵していると、5回には高濱がライトへ豪快にホームラン。ちなみにロッテの選手がホームラン打ったのを観たのは9か月前の甲子園での今江以来。

7回に松永がピリッとせず、あっさり試合をひっくり返されるも、8回中村奨吾が逆転タイムリーを打つ。このまま1点差で逃げ切るかなー、と思った9回裏、侍ジャパンに召集された絶対的守護神・西野の代わりに最終回を任された黒沢が、先頭の宮崎をヒットで出して、T-岡田にあっさりとバックスクリーンにぶち込まれ万事休す。

どうでもいいんですが、オープン戦でサヨナラホームラン打ってもベンチでさらっと迎えられるだけで、ホームにナインがわらわらと集まって打った選手をボコボコにしたり水ぶっかけたりしないんすね。

とまあ、気が付けば観戦試合6連敗となった訳だが、オープン戦だし、何よりも地元京都でロッテの野球が観られたことに大満足しているので、さほど怒りは無い。でもまあ、黒沢は反省してほしいなあ。いくらあのポジションが普段西野だったとしても、1アウトも取れずに逆転されるのはいただけない。

それにしても、前日ギリギリまで雨予報が出てたのにもかかわらず、結局試合中は1滴も雨が降らなかったのはマジで奇跡だと思う。というか、ひょっとしたら僕の運をここで相当使った気もする。ほんとはそのまま逃げ切ったら最高だったけど、この日はロッテファン10年やってて一番幸せな日になった。

参戦された皆様、お世話になった皆様、ありがとうございました!

*1:オープン戦でならその年オリックス×西武が組まれていた