SH Diary.

旅行記、ときどき野球。

2017初秋東京3days:ZOZOマリンとちっぽけな奇跡の2日目

前回の続き。
 

西日暮里→表参道→明治神宮前新宿三丁目

本来ならば、2日目はネットカフェのナイトパックを6時間で切り上げ、青山あたりでコーヒー飲みながら読書でもして、ZOZOマリンで野球を観ようかと考えていた。しかしネットカフェを抜け出したのはなんと朝8時。ほぼ9時間パックの時刻である。昼には千葉にいなきゃいけないので、これはちょっと厳しい。

とりあえず日暮里からひと駅西日暮里まで歩いて千代田線。ちなみに18きっぷは昨夜で効力を失い、東京メトロ24時間乗り放題券のみまだ生きている。でも期限は15時なので、昼に千葉へ出た瞬間これも効力がなくなることになる。

またアテもなく表参道で降りる。このあとのZOZOマリンに備えてロッテのユニフォームで表参道を原宿まで歩く。

で、原宿、もとい明治神宮前からは副都心線でまたも新宿へ。ちなみに、これであと有楽町線に乗れば、この24時間でメトロの各路線すべてにどこかしら乗ったことになる。

昨夜日高屋で夕食だったので、今朝はこっち(関西)にない富士そばに行こうと新宿をさまようも、富士そばが見当たらない。あそこそうじゃなかったかな?と行った場所にあったのは日高屋だし、歌舞伎町のコメダの横にあるという情報を当てて行ったらぜんぜん違うそば屋だった。

結局、西武新宿駅の横のほうまで行ってようやく見つけた。この時点で10時。いい加減千葉へ向かわないと試合に間に合わない。前日夕方前から約20時間に及んだ東京散歩はこれにて切り上げ、ここからはロッテファンモードに切り替え。
 

東新宿→池袋→飯田橋西船橋海浜幕張

無理ぐりメトロ乗り放題を使うべく、へんてこなルートで千葉へ向かう。さらっと有楽町線も乗ってこれで全路線どこかしら乗ったことになる。今にして思えば、この時点で十分元取ってたはずなので、素直に高田馬場まで西武線でも乗ればよかった。時間もなかったし。

飯田橋から西船橋までは爆睡。

西船橋から武蔵野線の大混雑に耐え、いよいよ昨年9月、サブローの引退試合ぶりの海浜幕張

ZOZOマリンになってからは初めて来た。今回は外野が指定だったのであえて避けて、内野をうろうろ。今日はChibaユニ、みんな赤い中で僕はいつもの白を着ているので、逆に目立たなくてよかったというかなんというか。

先発は涌井さん。なんか今年終わったらメジャーへ行くらしいという話があるので、下手すりゃ最後の勇姿かもわからんな。

試合は初回、いきなりショートの平沢大河が思いっきり悪送球してしまう。このミスを涌井さんは取り返すことができず、ずるずると2点先行される。その裏、加藤翔平が初球をキレイにセンター前に持っていくも、続く荻野貴司が最悪のゲッツー。嗚呼。

この日の球審は見逃し三振のときの「卍」ポーズでおなじみの敷田。2回、ペーニャがあっけなく3球三振したときが見逃しだったのだが、その瞬間の「卍」を0.5秒差で撮り逃す。結局この日、見逃し三振が出たのはこのときだけ。

5回にようやく田村がタイムリー打って1点返すも、ソフトバンク先発・千賀がさすがのピッチングを見せる。7回、ようやく2アウト満塁と攻め立てるも、加藤翔平が痛恨の空振り三振。嗚呼、あそこで第1打席のセンター前が出ていたら・・・。

というわけで、最後は相手守護神サファテの前に完全に力負け。そういえばもう1年と3ヶ月、ロッテの勝利を生で観ていない。

グラウンドウォーク、その後の反省会まで現地のファン仲間と楽しく過ごし、さらば海浜幕張また来年(なのか?)。ちなみに最近もはや選手以上に売り出しているこの謎の魚、うっかりステッカー買ってパソコンに貼り付けてしまった。まんまとのせられている。
 

海浜幕張→東京→銀座

というか、海浜幕張から東京までってこんな時間かかったっけ?21時に解散したはずなのに、東京駅に戻ったらもう22時を回っている。舞浜でえらい長いこと停まっていたのは覚えているが、そこから先の記憶がなくて気が付けば東京駅。某夢の国帰りの女子たちが大挙して降りていたので慌てて僕も降りる。

ここで大学時代のサークルの後輩(現東京勤務)と合流してどこか店入ろうということになったのだが、流れ流れて結局銀座の魚民まで歩いてしまった。東京駅に後輩を呼び出したのは僕なのだが、これなら有楽町合流でも良かったか。

互いにそろそろ終電だなと店を出れば、服部時計店の鐘の音が日付が変わったことを教えてくれている。後輩と銀座駅の改札で別れて、今日もしっかり風呂に入ることにする。ZOZOマリンでたっぷりかいた汗を流しておきたい。
 

銀座→淡路町

というわけで丸ノ内線の終電に揺られて淡路町という駅で降りる。同じく淡路町で降りた客はほとんど目の前の新宿線の改札へ消えていき、残ったのは僕とちょっと事情を抱えてそうなカップルだけに。

階段下で、「あーん!あたし歩けないー!」「じゃあオレがお姫様抱っこしてやろうか」という謎すぎるやりとりをしているカップルは放っておいて、

今日は「神田アクアハウス江戸遊」という銭湯にお世話になる。ここはネットカフェのナイトパックのように6時間1800円でサウナつきのコースがあって、しかも畳敷きの仮眠スペースもあるなかなかの優良物件。当然6時間コースを選ぶ。風呂は北海道の二股ラジウム温泉を模した浴槽がとても心地よかった。

で、ここで今日もまたとんでもないしくじりを犯す。

さっぱり汗を流して軽く荷物整理したところで、そういえばiPhoneの充電が心もとないことを思い出す。自由に使えるコンセントがなさげだったのでバッテリーを準備してiPhoneを探す・・・あれ?

無い。

ちょっと待て。カバンのポケットにも、土産を入れていたマリーンズの袋にも、受付でもらったタオルセットが入ったビニールバッグにも、無い。

いやいやいやいや。

淡路町駅からここまでの間に変な魚の看板があってそれを写真に収めたので、少なくとも地下鉄で失くした可能性はない。受付のカギをもらったときにカウンターに置き忘れた可能性も考えたが、それなら受付のおばちゃんがさらっと指摘してくれるはず。

ということは?

唯一思い当たる節を求め、着の身着のままでトイレに駆け込む。実は江戸遊に入った直後急に便意を催し慌ててトイレに駆け込んでいた。ここでもし置き忘れていなかったらフロント行きだな・・・と思って個室を覗くと、見事に暗闇に放置してあるiPhoneが1台。

あっっっっっぶねー!!!!!

誰にも触られた形跡がないのが本当に奇跡だった。この東京のど真ん中で1時間もiPhone放置して無事に手元に返ってくるとは。東京も捨てたもんじゃない(だからといって調子に乗ると絶対痛い目にあうのは分かっている)。

(最終回につづく)