SH Diary.

かつて不登校だったひとが野球や遠出、日常とたまにちょっとまじめなことを書いてます。

「まったくつながらない」水曜どうでしょう2019最新作第1夜第2夜の考察

クリスマスの夜、「水曜どうでしょう」2019年最新作がついにはじまった!

f:id:superexp221:20191226200202j:plain

正直な話、前の週にあった京都大丸の北海道物産展でonちゃんと触れ合った余韻がまだまだ抜けきれないし、なんならABC(朝日放送)で1月下旬から放送開始するアナウンスもあったのでまあそのタイミングで観ればよいかなーとは思っていた。

ところが、とある事実をふと思い出す。

僕は水曜どうでしょうのこれまでの新作を、「何も知らない」状態で見たことがない。たとえば「対決列島」ならば、これから10週に渡って藤やんとミスターが甘い物早食いしながら日本列島を縦断することを知った上で、白塗りのヤスケンが放った「やぁやぁ、鈴井貴之ぃ~っ!」の声を聞いている。

最近の新作、「はじめてのアフリカ」も「原付日本列島完全制覇」も、もちろんすでに企画を知った状態でそれぞれ第1夜を観たが、実はこのあたりからお金を出せば「オンデマンド」というもので道外でもほぼオンタイムで追うことができるようになっている。

今回の新作はどうでしょう祭2019で2夜分先行放映されている。僕はライブビューイングにも行けなかったのだが、幸いにして心優しきどうでしょう藩士が情報統制してくれたおかげでほとんど企画を知らずに放送開始まで来た(「ほとんど」という件については後述する)。

それに、もう嬉野先生も還暦だ。ミスターも言ってる間に赤いちゃんちゃんこを着る。藤やんは舞台俳優にマラソンに大忙しだし、大泉さんに至ってはいまや全国区の世界にまで行ってしまうほどのお方だ。つまりこの次に「どうでしょう」新作がある保証なんてどこにでもない。

であれば、「関西にいながらにして、北海道民とほぼ同じタイミングで企画発表を追える」ことを経験できるのは、下手すればこれがもう最後かもしれない。

それで僕は、放送開始2時間前にHTBのオンデマンドに会員登録し*1、明けて12月26日深夜0時40分、配信開始と同時に330円を払って第1夜を観た。

f:id:superexp221:20191226215708j:plain

このときの僕は、ちょうど真裏でやっていた2年ぶりの「クリスマスの約束」を30分だけ抜けて、1夜の企画発表だけを観て続いて配信される2夜以降はABCの放送で追うつもりでいた。

しかし結論から書けば、続く第2夜もこの流れで330円払って観ざるを得ない展開が第1夜に仕組まれていた。 つくづく保険で「クリスマスの約束」を録画しておいてよかった。

実際どうでしょう祭で先行放映されたとき、会場からは「えええええええええ」という声が上がったらしい。ハッキリ言おう。僕も「なんだこれ?」と思った。

2019新作第1夜はたしかに面白かった。何度も腹抱えて笑った。「藤村忠寿」と「大泉洋」をかけ合わせた化学反応は今回も強烈だった。しかし、そことは違うところに「なんだこれ?」という要素が含まれていた。

もう1度書くと、僕は「第1夜だけオンデマンドで追って企画概要を知り、第2夜以降は1ヶ月待ってABCでの放送を待つ」つもりだった。その意志は固かった。しかし結果的に、僕はまんまと第2夜もオンデマンド配信で最後まで追っている。330円だけ払うはずが気づけば660円払っていた。

この事実で、第1夜で何が起こっていたのか、勘の良い方は気づかれるのではないだろうか。

そしてその第2夜で、僕はいくぶんか腹落ちした。「なるほどそういう方向で来たか」というある種の裏切りのような感覚も抱いたし、「どうでしょうさんはここに来てチャレンジングな企画に出たなあ」とも感じた。

しかし僕には同時にひとつ、大きく腑に落ちない点があった。

f:id:superexp221:20181219220621j:plain

さきほど僕は、この2019新作について「ほとんど」企画を知らずに、という表現を書いた。この「ほとんど」というのは、実はひとつだけ「ネタバレ」を知っていたからである。

昨年の秋(もう昨年の秋か)、たまたま東京にいたタイミングでミスターが代々木公園の北海道フェアに出演することを知った。こんな機会なんてそうないだろう、と迷いなく10月なのに暑すぎた代々木公園の野外ステージで、「みよしの」の餃子カレーを食べながらミスターを待った。

そこで、今でも忘れない、空知をイメージしたのだろうさわやかすぎる青い衣装に身を包んだミスターは、「空知地方のPR」という建前で、どうでしょう新作の話をポロッとしてくれた。そのときにミスターはハッキリとこう言っていたのだ。

今度の新作は、外国を車でめぐりまして」。

「外国を車でめぐる」。そして実際、この「外国を車でめぐる」さなかに起こった藤やんとのエピソードを話していた。あの日の代々木公園に集い、藤やんのホテルでのエピソードを耳にしたはずのどうでしょう好きの頭の中には、きっとこの感想が渦巻いているはずなのだ。

この企画のどこに、『外国を車でめぐる要素』があるのか?

まさか、ミスタさん嘘をついた?いやそんなはずはない、そういえば昨年夏、オフィスキューのタレント日記で大泉さんは「4人だけで旅に出るが、ポケットWi-Fi手配してなかったぞ」みたいなことを書いていた。このミスターの話はその2ヶ月後なので旅に出ているのは間違いない。

であれば、今後どこかで、ミスタさんの言う「外国を車でめぐる」展開が待っているはずなのか。

でも、あの2週分では、それがまったくつながらない。

これが、僕が「水曜どうでしょう」2019最新作を続けて2夜分観た、僕の率直な感想である。

しかしながら、「まったくつながらない」というのはこうも見ることができる。

オンデマンド配信開始と同時に、いまやYouTuberと化している藤やんと嬉野先生がライブで生副音声をつけるという試みをやっていた。いろいろ考えすぎて深夜2時に眠れなくなった僕は、そんな時間に特段やる必要もないが本棚を整理しつつその副音声「だけ」を聴いていた。

そして気がついた。

今回のどうでしょう最新作は、とにかく「伏線」が張り巡らされているということに。

副音声の中で、藤やんは事あるごとに「これは前フリ」「これは覚えておいてください」などと、そういうフラグを回収することを匂わせる発言をしていた。事実、翌日のニュース記事では杉山Pが「1時間もかけて企画発表しただけ」と発言している。

そう。この2夜分は、ただの「企画発表」なのだ。僕らは1時間に渡って、あまりに壮大過ぎる「前フリ」を観せられたのだ。オンデマンド民は660円を払って。だからたぶん、北海道では「第1夜第2夜を続けて放送」という編成に踏み切ったのだと思う。

そしてこの「企画発表」に張り巡らされた伏線が、第3夜以降に徐々に回収されていくのだろう、と踏んでいる。それこそ、ミスターの「外国を車でめぐる」というのも回収されていくはずだ。今回のどうでしょうは、そういう意味でチャレンジングな企画に出たのだ、と、そう思った。

そもそも、この2夜分を収録しているのは2017年の1月である。令和の「れ」の字もまだ世に出ていない、実に3年前のVTRが2019年12月のいま初めて電波に乗ったということになる。

この2夜分、「つながらない」だのなんだの言ってきたが、たしかにそれくらいの時間を掛ける必要のある企画であることは、企画発表を聞いて腹落ちしたことのひとつでもある。さあ、あとは何週で収まるのか、そして本当にこれらの伏線や前フリが効いてくるのか。

・・・きっと、全話が終わったあと、「この企画以外ありえないね」って、「激闘!西表島」の初日の夜に泥酔した大泉さんよろしく思うんだろうなぁ。

*1:どうせ新年明けたら「藤やんとうれしー」のオンラインサロンに入るつもりだったから都合も良い