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SH Diary.

NPOと教職課程、二足のわらじを履く25歳の野球と遠出とちょっとだけまじめな日常。

さよなら、カイリュー。

diary

まあまあな勢いでポケモンGOにハマっている。

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さすがにポケモンGOのためだけに遠出することはないが、移動のついでに足を伸ばしてどこかの公園でハンティングすることはザラにある。ポケストップのために遠回りするのは日常茶飯事。最近は家にいるときでも物珍しいポケモンの影をとらえるととりあえず家を出る癖がつきかけてきた。

で、今日、僕のポケモンGOがとんでもない影をとらえた。

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あれ、これ、もしかして、カイリュー??

慌てる僕。一応そこそこ高CPのハクリューは手持ちにいるが、ミニリュウのアメが悲惨なくらい少ないので進化までは程遠く、喉から手が出るくらい捕まえたい。夏の日差しの下とりあえず外に飛び出し、適当な方向に走る。いきなりピッピが現れたが、今は君に興味がない。

走り出して10秒、iPhoneバイブが鳴る。すぐ後ろにビードルがいた。要らない。

また鳴った。右手にナゾノクサ。進化すべく昨日まで必死に集めていたが、ラフレシアに進化させた今特に必要はない。

右往左往すること約3分。またiPhoneバイブが鳴る。慌てて画面に目をやると、僕の左斜め前にオレンジ色のドラゴンがゆらゆら動いていた。その姿は、まぎれもなく、いつも近所にある公園のジムのてっぺんを悠々と泳ぐカイリューそのものだった。

とっさに安全な場所に退避していざ対峙する。CPは「???」、ということは今僕が持っているすべてのポケモンよりもCPが高い。ゲットすればジム戦で相当な戦力になることは確実だ。

しかし、とりあえず安全に行こうとズリの実をひとつ投げた瞬間、あることに気が付いた。

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ボールが、ないのだ。

この間、散々ポケストップを巡ってモンスター・スーパーあわせて100近くはあったはずなのだが、持ち物を確認すると2つあわせて20個そこそこしかない。いつの間にこんなに浪費したのか。とりあえずこれだけのボールで僕はカイリューを捕獲しなければならない。

1つ目のスーパーボールは大暴投。2つ目、見事なカーブボールが決まるも右へ大きくそれる。

まずい。

道端でどんどん険しい顔になる僕。遠くでは子どもが遊んでいるのだろう、「だーるまさんがー、こーろんだ!」という無邪気な声が聞こえる。そんな平和な雰囲気と相反するように、投げても投げてもカイリューにボールが当たらない。ようやく4つ目が当たるも、すぐに飛び出すカイリュー

まずい。まずい。

ズリの実を再び与え、7つ目くらいに再びボールがカイリューに当たった。吸い込まれるカイリュー。3回ボールが小刻みに震え、星が飛び散れば僕の勝ちだ。

1回。2回。

アゴのあたりまで「よしっ!」という声が出かかったその瞬間、やっぱり飛び出すカイリュー。結局スーパーボールはすべて使い切り、残るはモンスターボールばかり10数個。案の定と言うかなんというか、僕のわずかな期待を裏切るように、カイリューは素直に捕まってくれない。

まずい。まずい。まずい。

・・・そして、ついに、僕のiPhoneは、絶望的な文字を表示した。

ボールがありません」。
 
うああああああああああ(発狂)
 
落ち着け、落ち着けおれ。まだどうにかなるはずだ。苦渋の思いで「逃げる」ボタンを押した僕は、近くにあるポケストップ密集エリアへ全力疾走した。ここでボールを回収して再び戻れば、もしかしたらカイリューは待っていてくれるかもしれない。

しかし、ポケモンGOの神様はまた残酷なシナリオを僕に用意していた。

思いつくままにポケストップを3か所回る僕。1か所目、モンスターボールはひとつだけ。2か所目、ここもモンスターボールはひとつ。そして頼みの3か所目、あれっ!ズリの実とキズぐすりしか出てこなかった。

ってことは・・・えっ、うそ、3か所回って、モンスターボール2つ?

愕然としてもしょうがない。ないよりかは2つでもあった方がマシだ。とりあえずさっきカイリューがいた場所まで再び全力疾走。戻りは上り坂なので足腰に異様な負担がかかるが、そんなものは気にしてられない。幸いにしてカイリューの影はまだ表示されている。

ゼェハァ言いながらさっきの場所に戻ると、カイリューはまだいた。このモンスターボール2つがラストチャンスなのは明白だった。とりあえず保険としてズリの実を投げた後、一呼吸おいて1つ目を投じる。

・・・わずかに届かず、手前でバウンドするモンスターボール。5分くらい前何度も何度も繰り返された光景。いよいよ土壇場、これを失敗すればこの10数分の苦労とボールがすべて無駄に終わる。

意を決して投げた。

・・・ボールは、またもカイリューの手前でバウンドした。そして、まるでキャッチャーがフォークボールを後ろに逸らすように、カイリューの後ろへコロコロと空しく転がって、消えた。

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・・・戦いは、終わった。あまりにもデカすぎる魚を逃した。

その後30分、なくしたボールを回収すべくありとあらゆるポケストップを回った結果、僕のトレーナーレベルが20に上がった。その瞬間、20個ものハイパーボールが持ち物に加わった。今更もう遅い。あまりにも、カイリューが出たタイミングが悪すぎた。こう思うしかない。

さよなら、カイリュー

手持ちのハクリューを進化させるのか、また違う場所でいきなり遭遇できるのかはわからないけど、絶対にカイリューを手持ちに加えてやる、と思った晩夏の昼下がりだった。