SH Diary.

旅行記、ときどき野球。

2015観戦記#8 8/26vs福岡ソフトバンク

前回の福岡旅行記の流れで、今回は観戦記をば。

前述のように、京都から小倉までは18きっぷ、小倉から博多までは新幹線で移動。ほんとは「のぞみ」に乗る予定だったのだが、1本前の「さくら」にうっかり間に合ってしまったので慌てて飛び乗る。なんとか自由席に座って約20分、もう博多。えっ、うっそ。

息つく間もなく地下鉄に乗り換え、ヤフオクドームに着いたのは試合開始から10分後。18時半はまわると踏んでいただけに、予想以上に早く着くことができた。入口でファン仲間と合流して、そこで初めて福浦がスタメンということに気が付く。

「えっ、スタメンも知らなかったの?」「いやもうとにかく1分1秒でも早くドームに着くことに集中してたんでね・・・」と話してた矢先、視界に入っていたモニターでソフトバンクの誰かが見事な打球をかっ飛ばした。

わああああああああああ!!!!!!ピーッ!ピーッ!(係員の笛の音)

・・・李大浩に2ランを打たれたらしい。

この日の先発はロッテが石川、ソフトバンクがバンデンハーク。初登板以来負けなしで6勝しているこの投手と当たるのは二度目だが、前回は清田の顔面にぶつけて危険球退場という降板の仕方をしているので、まあうまくいけば打ち崩せるんじゃね?とは思っていた。が、まあ見事に打ち崩せない。気が付けばヒットすら出ていない。

しかも4回裏、前日満塁でプロ初ホームランを献上した上林にまたも満塁の場面で回すも、ここは石川が冷静に打ち取る。しかしバンデンハーク相手にこの内容はちょっと怪しいなあ・・・と思っていた5回裏、2アウト1塁で内川がレフト線をぎりぎり破るヒットを打つ。

1塁ランナーの高田があっさりと3塁も回る。中継に入った鈴木大地がそれを見てバックホーム・・・が大暴投。ボールはホームで待ち構えていた田村がジャンプしても届かず、その後ろでバックアップにまわっていた石川のグラブに収まった。これで3点差。

6回表、ようやく中村奨吾がチーム初ヒットを打ってノーヒットノーランをようやく阻止。しかし荻野貴司がまさかまさかのダブルプレーであっさりチャンスを潰す。やべえ、今日のバンデンハークめちゃくちゃ調子良い。救いはある程度の球数を放ってることしか、ない。

7回裏のピンチを久々に生で観た関東第一高校オコエ瑠偉の親戚こと内竜也がなんとかしのいで、8回表は2アウトから鈴木大地が意地のライト前ヒット。しかし中村奨吾があっさり打ち上げ、後が続かない。

そんな中で史上最速のシーズン観客200万人も発表されさらに盛り上がるヤフオクドームのソフトバンクファン。結局バンデンハークは8回も投げ切り、9回表はもはやバンデンハーク以上に打てる気がしないサファテがさっさと片付けた。

前回観戦のオリックス西勇輝95球完封に続くザ・完敗。この日ランナーで出たのが4回表の清田のフォアボール、6回表の中村奨吾のヒット、8回表の鈴木大地のヒットのみ。しかも6回の奨吾はゲッツーで潰している。こんな攻撃じゃ勝てるわけがない。

ちなみにこの勝利でバンデンハークは史上初の外国人開幕7連勝だったそうだ。

そりゃ、ドームの屋根も開くよね。

翌朝、泊まってたホテルでクリームパンもそもそ食いながらそれを報じるスポーツ紙を眼前にして気分が沈みながら、福岡観光に出たのだった。

この負けでシーズンを終えていいのか。いやこれは許されないだろう。という訳で、明日のロッテ観戦記につづく。