昨夜は所属しているNPOの会議があったのだが、どうもその裏でご当地チェーン飲食店のスペシャル番組をやっていたらしい。当然録画予約なんかしていない。その事実を知り、思わず帰りの電車で頭を抱えてしまった。
悔しいので、ぼくが神だと思うご当地チェーン飲食店を2つ紹介したい。
「さわやか」
もう、人生で最後にハンバーグ食べるなら絶対ここしかない。
西は湖西市、東は富士市、と静岡県内限定、主に幹線道路沿いに出店しているレストランである。最近では、名古屋や東京方面から、わざわざこの「さわやか」のためだけに静岡へ行く人も多いらしい。だいたいFacebookで誰かの静岡行きました報告を聞くと、8割の確率でさわやかに立ち寄ってたりもする。
かくいうぼくも、「さわやか」のためだけに、わざわざ長野県から静岡県へ移動したこともある。
いつも「さわやか」で注文するのはげんこつハンバーグ、ソースはオニオンソースでライスは大盛り*1。
大きな塊で運ばれてきたハンバーグを、目の前で店員さんが鉄板に押し付けるようにして焼いてくれるのはもはや圧巻の一言である。そのせいでどの店舗に行ってもやたら煙が充満しているのだが、まあそんなことはどうだっていい。中身を割るとまだ赤いレア状態なのがたまらない。
最近は、オニオンソースは後に残しておいて、最初にテーブル備え付けの塩コショウをガリガリとかけてから食べている。この食べ方をどこかのブログで知ったときは、なんかこう、盲点を突かれたような「しまった!」と言う感覚があった。実際、もう塩コショウだけでええやんってくらいこれがうまい。
そして、最後にお会計を済ませると、お口直しにどうぞ、とミントの飴をもらえる。ぼくはあまりミント系の飴をなめないので最初のうちは敬遠していたが、最近ふと口にすると、この飴で口直しして1セット、ということに気が付いた。ハンバーグ食べた後の口の中にミントが実によく合うのだ。
転居に伴い、(元から遠かったけど)静岡が遠くなってしまったのが痛恨の極み。静岡県に足を踏み入れる度に「さわやか」でハンバーグを食べているが、次はいつ食べることができるのか。。
「天ぷらのひらお」
ここも、福岡に行くと必ず一食はここでご飯食べるように心がける店である。
天神や福岡空港近くなど、福岡市内を中心に5店舗ほどあるお店。その名の通り天ぷら定食が出てくるのだが、この店のすごいところは天ぷら定食以外のサイドメニューももれなくうまい点である。
とくに美味いのがこのイカの塩辛。さすが玄海灘の海の幸が豊富な福岡、これが笑っちゃうぐらいにごはんに合う。
「ひらお」では、定食を注文するとテーブルにつくなり先にご飯とみそ汁が運ばれてくる。あらかじめテーブルにイカの塩辛、高菜、もやし、大根の煮物*2の4つの小瓶があって、これだけでメインである天ぷらを待たずしてもりもりごはんが進んでしまうわけだ。で、天ぷら忘れてた!とハッと我に返り、ご飯を食べる手を慌てて止める*3。
ちなみに、塩辛、高菜、もやし、大根の煮物は天ぷらさえ注文すれば勝手にどれだけでも食べていいことになっている。これこそを「神対応」と呼ぶべきではないか。ほんと、太っ腹も太っ腹である。
天ぷらもすべて揚がってから運ばれるのではなく、カウンターの目の前で揚がった物が逐一出される。揚げたてアツアツの天ぷらをたっぷりの大根おろしが入った天つゆに浸して食べる・・・これほどの幸せがあろうか。思い返してもぜいたくすぎて笑えてくる。
ぼくはえび天と鶏天が大好きなので、いつも720円の「あじわい定食」を注文している。あれだけ小瓶の惣菜食べ放題で揚げたて天ぷらが食べられて720円って、正直ここまで安くていいの!?としか思えない。
この両店には共通点がありまして。
とにかく地元から絶大なる支持を集めている、ということ。両方とも、食事時に入店するとまず間違いなく着席できるまで待たされる。「ひらお」はカウンター形式の店なので15分か20分ほどで着席できるが、「さわやか」はレストラン形式なので、60分待っても座れない、なんてこともザラにある。
絶対にありえないことを言わせてもらうと、「さわやか」と「ひらお」の両店舗が徒歩圏内にある土地が、個人的に最強の住環境だと思います。どんな食生活になるんや・・・。