4月10日は春の18きっぷシーズン最終日。そして手元に残る1回分の18きっぷ。これは旅に出ない選択肢はない。
と言う訳で。
長野に行ってきました。
前夜、3時まで大学に提出するレポートを書いてたので、ほぼ寝ずに高山線の始発でスタート。
高校生に紛れながら中央線を東へ進み、時々首が痛くなるくらい爆睡しながら、まずは塩尻駅で信州そばを頂く。
安曇野わさび菜そば。そばもさることながらツーンと来るのに全然辛くないわさび菜がうまい。流石そば処信州。
大のうどん党であるぼくでも大満足の一杯だった。
ちなみに塩尻駅の立ち食いそばの出入り口は鬼のような狭さである。中もたった2人しか入れない。
・・・いや、改札を出ると広々としたスペースが待ってるんですけどね。
で、予定より1本早い電車に間に合いそうだったので大慌てで飛び乗り、塩尻から次は松本へ。ここで1時間待ち。
今朝FC岐阜のテリトリーを出たばかりなのに、もうここは同じ緑のチームでも松本山雅FCのテリトリーである。
全く行く予定になかったが電車待ちの間に往復できそうだったので国宝松本城まで足を延ばす。
ちょうどこないだ桜の開花が発表されたばかりだったが、意外に咲いてて驚いた。来週明けたら満開かな?
この写真を撮ってたらうまく撮れずに時間だけ食い、撮影成功と同時に猛ダッシュで松本城を後に。滞在時間約5分。
・・・大慌てで撤収した割には、コンビニでお茶買ってトイレ済ませるくらいの余裕があったけど。
気温20度の暖かな陽気の中、カーディガン羽織って猛ダッシュしたらびっくりするくらい汗だくになった。
という訳で、なんとか予定通り松本を離れて、
長野市内へ。ところが着いてみたら松本とは大違い。思いっきり曇ってる上に歩いてたらぽつぽつ雨も降りだす。
そして時折吹く風が冷たいなあと思ってたらまさかの気温11度。何この寒暖差。
黒い雲に冷たい強風、なんか夏場のゲリラ豪雨ってこんな雰囲気から一気に来るよな、とおびえながら、
5年ぶりくらいに善光寺参り。お賽銭は当然のように15円。
そこまで強くない風なのに恐ろしいくらい後ろで絵馬がカタカタ揺れていてものすごく不気味だった。
どんよりとした空になびくこいのぼり。
さっきまで松本山雅FCのポスターだらけだったのに、ここはもうAC長野パルセイロのテリトリーである。
ここらで腹も減ったと言う事で、ここはやっぱり長野名物おやきをチョイスすることに。
で、どうせなら有名なお店のおやきにするかー、とググった結果、一番上に出てきたお店に突撃。
それが、長野駅から徒歩5分くらいの「西澤餅屋」。とりあえず、なす・かぼちゃ・野沢菜の3点を購入。
ところが長野駅に戻るとなんとその西澤餅屋の売店を発見。こりゃ土産にも買うか、と追加で椎茸と山菜を買った。
ら。
帰りの電車でうっかり全部食べてしまった。いや、ここのおやき、めちゃくちゃ美味い!!
とにかく具がたっぷりで、外側ももちもちしていて実にいい甘味。これで全部1つ140円は値打ちあるわ。
個人的にはたっぷり入った栗かぼちゃの甘みと、なすと一緒に入っていた信州味噌がたまらなく美味かった。
しまったなー、もう少し買って帰ればよかったと思わず後悔。次は両店舗で売り切れだったリンゴを食べたい。
ちなみに、来る前はジェラートも食べたいなあとか思ってたが、気温11度の冷たい風にその願望は吹き飛んでいった。
長野駅からの帰りの電車も相変わらずのどんより空。折角の日本三大車窓・姨捨駅も鉛色で思わずがっかり。
ところが松本駅に戻ってみて驚いた。
普通に晴れているのだ。しかも気温同じなのに暖かい。各駅停車で1時間移動しただけでこうも天候が違うのか。
これであとはもう帰るだけ。中津川までの車中は相変わらず首が痛くなるまで爆睡だった。
なんかぼくが松本を離れた1時間後にそこそこな地震が起こってたらしいが、全く気付かず後で知って驚いた。
ハッと目覚めるとそこは岐阜県の端の坂下駅。朝同じ電車にいた緑っぽい制服の高校生がまた大量に乗ってきた。
もしかしたら行き帰り同じ電車に乗り合わせていた子もいたかもしれないな。
中津川に着いたのは18時40分だったが、まだうっすらと明るくて日の長さを感じた帰り道だった。
しかし、今回の旅の失敗は、暇つぶしの本を「東京湾景」と「狭小邸宅」の2冊だけしか持ってこなかったこと。
特に「東京湾景」に至っては、朝塩尻までの車中であっという間に読破してしまうほど*1。
おかげで帰りの車中は寝るかスマホ触るかの二択しかなく、非常に暇だったことを付け加えておく。
あ、あと、帰宅して、自分が朝塩尻駅を出て夕方戻ってくるまでにこんな事件があったことも驚いたわ。
*1:しかも内容がちょっとエロティックな小説だったので、これ朝から読むもんじゃなかったなーと後悔した